出版社内容情報
物理現象を測定し,電気信号に変換して応用する,これがアナログ回路技術応用の入口であると言えます.
ところが物理現象の高精度な測定はそう簡単ではありませんでした.
電気・電子回路技術における高度な測定器は高価で,限られた人たちだけの世界になっていた印象です.
「Analog Discovery」の登場によって測定する世界は一気に広がり,身近な存在になってきています.
利用しない手はありません.
本書では,その「Analog Discovery」を本格的に活用する世界を,元計測器メーカの技術者であった筆者が,やさしく丁寧に紹介します.
また「Analog Discovery」に付加するツールを設計・製作することにより,測定技術の世界がわかるだけでなく,高精度アナログ回路設計技術も自然に身に付くように工夫されています.
内容説明
測定しながらアナログ回路技術を磨く。高精度14ビット/DC~10MHz、オシロ、ネットアナ、スペアナ&DDS+グレードアップ回路術を満載。
目次
第1章 Introduction Analog Discoveryで便利な測定環境を作り上げる
第2章 高精度14ビットでDC~10MHzをカバーする 高機能ディジタル・オシロ…Scope活用法
第3章 ファンクション・ジェネレータ+AM/FM変調信号源 高機能DDS信号発生器…Wavegen活用法
第4章 市販ファンクション・ジェネレータと肩を並べるために Wavegen出力ブースタの設計・製作
第5章 2相出力をベクトル合成して任意の位相信号を生成 Wavegen出力から3相交流を作る
第6章 オーディオ測定を高度化する Wavegen用ひずみ低減フィルタの設計・製作
第7章 利得・位相‐周波数特性測定を自動化する ネットワーク・アナライザ機能…Network活用法
第8章 信号の周波数成分を測定・分析する スペクトラム・アナライザ機能…Spectrum活用法
第9章 スペアナ(Spectrum)の本格活用のために アンチエイリアスLPFの設計・製作
第10章 電子部品の回路特性とモデリングが基礎からわかる R,C,Lのふるまい観測…Impedance活用法
第11章 ダイオード・トランジスタ・FETのI‐V特性を調べる カーブトレーサ…Tracer活用法
Appendix Analog Discoveryのキャリブレーション(校正)
著者等紹介
遠坂俊昭[エンザカトシアキ]
1949年 群馬県新田郡藪塚本町に生まれる。現在、新製品開発・特注品設計のコンサルタント業務の傍ら、群馬大学、ポリテクセンタのセミナ講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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