内容説明
監督・宮地昌幸が描いた「亡念のザムド」の世界が、ノベライズでよみがえる。
著者等紹介
宮地昌幸[ミヤジマサユキ]
1976年生まれ。日本大学芸術学部在学中に、宮崎駿監督の主催する「東小金井村塾」でアニメ演出を学び、『千と千尋の神隠し』の監督助手に抜擢される。後フリーとなり、富野由悠季監督作品『オーバーマンキングゲイナー』で演出、その他多数の作品に携わり、2008年『亡念のザムド』で監督を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ShuURyuU
1
入手困難になってきたこの新訳ザムド、やっとこさ入手して読んでみると「新訳」?と思ってしまうほどアニメのセリフや細かい情景を文章化した内容でした・・・ っが、やはり小説版!アニメでは細かい表情でしか描かれない人物の心情が描かれていて、特に西村ハルと寺岡フルイチの掘り下げがよかったです。 フルイチの徐々に歪んでいく心、ハルの心の葛藤などなど本編の補完にもってこいでした。2014/02/13
あみーた
0
アニメ全部観ました。設定がちょっと変わってたり各々キャラクターが深く掘り下げて描かれていたりですごくよかったです。とくにアニメではあんまり描かれていなかったフルイチの歪みっぷりが最高です。2013/03/05
三重の床下
0
原作はアニメですが、「新訳」のとおり、別物と意識したほうが読みやすいかと思います。 原作を観てない人に読みやすいかは難しいところだと思っています。 アニメの映像イメージが有るのと無いとの違いはかなり大きいかなと。 (〈下〉へ)
根雨一郎
0
イカン、気分が落ち込んでいる時に読むもんじゃなかった。2012/03/30
set-you
0
アニメ鑑賞済み。ザムドやヒルコ等、作品世界独自かつ「そういうもの」として提示され、詳しい解説のなかった部分に切り込んでるのかなと少し期待したのだが、そうでもなかった。元が作家でないアニメ監督の筆ということもあってか、人称が定まらなかったり、事実描写と叙情描写のメリハリがなかったりと癖のある文章で、とっつきにくさは感じたが、慣れればなんのその。アキユキを媒介に抽象化され、それぞれのキャラクターにピントが当てられる、汝どう生くるべきかからの愛憎模様が深い。ただ、やはり世界観を掴みかねる。2011/11/01
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