辰巳芳子の展開料理 基礎編

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  • サイズ B5判/ページ数 175p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784789733656
  • NDC分類 596
  • Cコード C0076

内容説明

「展開料理」という呼称は、生活の実体を分析し、「つくる・食べる」といういのちの根源を容易に生きてゆこうという方法論。全70レシピ。「台所の哲学者」によるエッセイ&レシピ集。

目次

1 ソース(母なるソースをマスターする;ベシャメル・ソースの賢い数式;サルサ・ボロニェーゼをマスターする)
2 出汁・合わせ調味料(出汁をひく愉しみ、慈しみ;夏野菜は手づくりのドレッシングで)
3 豆・穀類(大豆を日々の食卓に;いのちをいたわる小豆料理;豆を煮る いのちをつなぐ;新米をさまざまに味わう;西欧的な米の扱いをマスターする)
4 乾物(魚介類の乾物に先人の知恵を知る;海藻は世界に誇る食文化;太陽と風がつくる野山の幸)

著者等紹介

辰巳芳子[タツミヨシコ]
1924年、東京生まれ。料理研究家・随筆家。聖心女子学院卒業後、料理研究家の草分け的存在であった母・辰巳浜子のもとで家庭料理を学ぶ。宮内庁大膳寮で修業を積んだ加藤正之氏にフランス料理の指導を受け、イタリア、スペインなど西洋料理の研鑽も積む。父親の介護の経験からスープに開眼し、鎌倉の自宅等で「スープの会」を主宰。雑誌やテレビ等のメディアを通じて料理を紹介するにとどまらず、東西の食文化の歴史、現今の世界情勢・地球環境を見据え、また「いのちのつながり」という視点から、食の大切さを積極的に発言している。NPO法人「良い食材を伝える会」会長、「大豆100粒運動を支える会」会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケロコ

16
【図書館】辰巳先生の展開料理を学んで自分のものにして、次世代に繋いでいきたいのだ。丁寧に出汁をひき、ソースを作り、スープを仕込む。本当に修行のようだ。こんなに丁寧に正確にお料理出来たら言うことなしなのだ。2017/06/26

もけうに

4
物語のあるレシピ本。文章一行一行から伝わる思想性が良い。食材全般に係る智慧がつく。環境配慮から大豆ミートが流行る現代を予見していたかのような面もある。日本古来の豊かな食文化のみならず、外国から学ぶ姿勢も尊い。何故そのような処理が必要か、背景までしっかり説明してくれるので頭に入りやすい。大判なので読んでいて肩が凝る(物理的に)のが唯一の欠点。2021/10/07

バーベナ

1
これを1冊マスターするだけで十分。ときどき眺めよう。2010/12/24

morgen

0
著者の深い洞察、キリっとした姿勢に思わず背筋を伸ばして読む。ちょっと残念なのは、洋食が先に登場すること。日本人なんだから出汁から始めてほしかった。2012/04/23

chago

0
レシピは覚えてないのに、今でも家族と食と私の生き方の教訓めいたものを囁きかけてくれる

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