ヴィレッジブックス
戦慄〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 377p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784789732055
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

両親を目の前で惨殺され、心に闇を作ってしまった美少女サラ。スモーキーは彼女に、自分の養女ボニーと通じるものを感じ、事件にのめりこんでいく。そして、サラの日記に綴られたストレンジャーの常軌を逸した犯行の数々をたどるうち、ついに明らかな因縁を発見した。子どもたちを食いものにし、虐待する冷酷非情な人間たちにまつわる因縁を…。その者たちへの復讐こそ犯人の目的だと確信したスモーキーは、過去の事件を洗いはじめるが、そこには戦慄の事実が潜んでいた!デビュー作『傷痕』で出版界を驚嘆させた著者が、満を持してはなつ注目の第2弾。

著者等紹介

マクファディン,コーディ[マクファディン,コーディ][McFadyen,Cody]
1968年、テキサス生まれ。ドラッグ問題を抱えた人たちのカウンセリングなどの社会奉仕活動に従事したのち、ウェブ関係のデザイナーとなり、特にゲームの分野で活躍する。30代前半で本格的な執筆活動を始め、1作目の『傷痕』(ヴィレッジブックス)が大手出版社の目にとまり、アメリカのみならずヨーロッパで衝撃的なデビューを果たした。トマス・ハリス、ジェフリー・ディーヴァー、マイクル・コナリーなどに比され、早くも大物作家として注目されている。現在は妻、娘と暮らす

長島水際[ナガシマミギワ]
東京都出身。上智大学外国語学部ポルトガル語学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TOMIKA306

15
犯人が被害者だった頃の事を考えると復讐だけを目標にしないと生きていけなかっただろうなぁ..とは思いますけどね。世代をを超えてっていうのはねぇ....。こういう事件はフィクションの中だけであって欲しい。2025/02/25

あつぼう

11
下巻に入り少しトーンダウンした気がするけど全体的には面白かった。犯人が復讐という目的でなぜここまで遠回りをしたのかがイマイチ理解出来なかったが、犯人の恐ろしいまでの陰湿さでサラという少女が壊れかけていく過程が怖かった。犯人の正体を知った時に前作のような衝撃がなかったのが残念です。今作のテーマにもなってる人身売買ですが、全世界では年間に90万人近くの男女や少女が売春目的で拉致されてるらしいです。このデーターが一番恐ろしいですね。今回初登場のカービーがメチャクチャお気に入りのキャラになりました。2012/04/10

コーデ21

7
先日読んだ「傷痕」があまりにも面白かったので、張り切ってシリーズ2作目へ進んだんですが…犯人の内面描写があまりにもオザナリすぎて、読後感はちと物足りなし~(-_-;) 被害者であるサラの記述に重点を置きすぎのような? part1の導入部が冗長に感じたこともあって、「傷痕」ほどの魅力を感じない作品でした。残念~(涙) でも最後まで読ませてしまう力量は確か。懲りずに三作目「暗闇」も読んでみる予定~♪^^2018/01/27

朱音

5
戦い、というよりも再生といった面はいい。登場人物が「心に傷を負った」者ばかりだが(最近ありがちかもしれないけれど)その傷に相対する手段はさまざま。ちょっと希望が持てるようなラストだったのが救いか。…やっぱり既読だった。犯人途中で思い出した(苦笑)2009/11/18

Fumi

2
前作『傷痕』はスモーキーの心理描写も丁寧でチームのキャラの造形も魅力あり傑作。『戦慄』はせっかくのキャラをまた同じように前半はなどるだけでかったるい。後半、カービーなる女戦士を出すも薄っぺらい。足の裏をいたぶる小技は感心したがそれ以外は、二作目にしてすでにパターン化し向こうのTVドラマ見てるよう。三作目は読まなくっていいかな。2018/04/23

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