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内容説明
両親の離婚、最愛の母の死、そして将来を誓い合った恋人にも去られたジェニファー。人生に絶望した彼女は、自らの命を断とうとするが、偶然にも命をとりとめる。その知らせをうけてかけつけた祖母ギャビーは、愛する孫娘の変わり果てた姿を見てひどく心を痛めていた。彼女はいつまた自殺をはかるかもしれないジェニファーを救うことを決意し、孫をニューヨークのアパートに連れ帰る。年老いた祖母は残り少ない自分の命をかけて“あること”を伝えようとするが―涙といっしょにあなたに贈る、人生のおまじない。書店員さんの大多数が認めた、あなたを後悔させない最高の感涙小説。
著者等紹介
ゴールドスタイン,ヤン[ゴールドスタイン,ヤン][Goldstein,Jan]
作家。詩や戯曲などの作品がある。著書『ほんとうに大切なこと』は、著者の父のいとこが少女時代にナチスの迫害から生きのびた実話をもとに書いたという。現在は、家族とロサンゼルスに暮らす
松本美菜子[マツモトミナコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yummy
1
読んでる最中、話の展開や文章の書き方には暇を持て余す感じがあったけど、最後まで読み終えるとやっぱりばーばの愛に涙が流れそうになった。海外ものの小説の「小さななんでもない幸せを大切にする」という教訓はいつも得るものがあるな…と思う。2012/02/11
めい
1
大切な人がいることに気付けば、誰も死のうとは思わない。祖母とボーイフレンドがいて、そこに幸せを見出せる人なら、薬を飲んだのも、若気の至りくらいの勢いだったのだと思う。本当に病気だったら、こんなに希望は見出せない。2010/04/25
yamabon
1
生きるということは、楽しいことばかりでもないけれど、辛いことばかりでもない。どっちに目を向けるかで、全然違うものになる。それを実感しているからこそ、その行動と言葉に重みがあって、主人公は救われたのだなと思った。2008/10/06
piyo
1
いい話だった・・・けど、なんだか共感しきれなかった。ジェニファーがあまりにも素直に回復の道を辿ったので・・・。鬱の人の心の闇はもっともっと、もっともっと深いのではないか。それでもギャビーの全身全霊をかけてジェニファーを救おうとする必死さは感じ入るものがあった。大切なのは、毎日毎日絶えることのない神様からの「贈り物」に気づくというこころの向き方。贈り物を喜び合う誰か違う人間の存在が、人間には必要なんだと思った。2008/02/11
あとも
0
大人向け『少女ポリアナ』ってとこかな?2013/08/16