潜入捜査官―全米一凶悪なバイカーになりきった830日間

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  • サイズ B6判/ページ数 351p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784789731249
  • NDC分類 936
  • Cコード C0098

内容説明

ヘルズ・エンジェルズの衰退で台頭してきたバイカー軍団モンゴルスに潜入したアルコール・タバコ・火器局(ATF)の覆面捜査官クウィーン。囮捜査官を警戒するメンバーたちに徹底的に疑われ、体力と気力と知力の限界を試される日々―。いつ終わるとも知れぬ任務に不安と疑問を抱きながらも、正義を貫くため、まさに体を張って悪に挑んだ男の、手に汗握る真実の記録。緊迫のノンフィクション。

目次

アメリカ一凶暴なバイカー集団
潜入準備
マフィアより手強いバイカー・ギャング
アウトローへの第一歩
猜疑心の強い連中
最悪最低の最終テスト
潜入成功
孤立無援のなかで
正式メンバーへ至る紆余曲折
フルパッチ・メンバーとして
思いがけない障害
ビッグ・トラブル
大詰めにかかった潜入捜査
さよなら、ビリー・セント・ジョン

著者等紹介

クウィーン,ウィリアム[クウィーン,ウィリアム][Queen,William]
ヴェトナム戦争従軍後、アメリカ陸軍特殊部隊に勤務、その軍功により1971年に銀星賞を授与される。その後連邦国境捜査官、ノース・カロライナの市警察官を経て、財務省管轄下のアルコール・タバコ・火器局(ATF)の特別捜査官となった。ATFに入局してからは特別対応チームの一員として活躍後、1998年にビリー・セント・ジョンという偽名を使ってモンゴルズへの潜入捜査を始める。2001年には本捜査の功労に対して5つもの勲章が与えられた。本書は2005年にアメリカで出版され、メル・ギブソンが映画化権を取得、ワーナー・ブラザースで映画化される予定である

小林宏明[コバヤシヒロアキ]
1946年東京都生まれ。明治大学英米文学科卒業。在学中から雑誌記事の翻訳にかかわり、卒業後もミステリ、犯罪小説、ノンフィクション等の翻訳を手がける。おもな訳書にエルロイ『LAコンフィデンシャル』(文藝春秋)、コーベット『悪魔の赤毛』(新潮社)、パターソン『血と薔薇』(講談社)、フィッシャー『証拠は語るFBI犯罪科学研究所のすべて』(ヴィレッジブックス)など。著書に『小林宏明のGUN講座』『小林宏明のGUN講座2―ミステリーから学ぶ銃のメカニズム』(以上、エクスナレッジ)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GORIRA800

6
モンゴルズという凶悪なバイカー集団に捜査官として潜入したノンフィクション 過激な犯罪行為に嫌悪感を感じつつも彼らに人情を抱いてしまう主人公に人としての複雑さを感じる 犯罪はクソだけどバイクを中心としたアウトローな空気感には惹かれるものがあった バイクの醸し出す独特の危なげな雰囲気って何なんだろう2023/02/26

boya

3
だいちゃんから借りた本。凶悪なバイカー集団モンゴルズに潜入した捜査官による、文字通り命懸けのノンフィクション。刺青だらけの強面たちがハーレーを乗り回し、「フルパッチ」をこれ見よがしに着こなす日常は、如何にも型通りのアウトローだ。しかし、そのカルチャーは彼らなりの美学や不文律から成り立っており、その非日常感からかなり興味深く読めてしまう。2016/02/07

鼻毛カッター

1
バイカーたちの暴力性・反社会性には吐き気がするほど嫌悪するが、潜入捜査官の母親がわりだった祖母が死んだときのエピソード(ATFの同僚は素っ気なかったがバイカーたちは深く悼み、その感情を顕にした)には、いまの(いわゆる「普通の」)社会があまりに人間性・感情の発露を必要以上に抑圧しているのでは、と考えさせられた2010/02/21

yooou

1
☆☆☆☆★2008/08/24

まむし

0
私を捨てるのがアメリカの人にとってどれだけ辛いかがよくわかる語り口2017/07/12

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