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ヴィレッジブックス
殺し屋の厄日

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  • サイズ 文庫判/ページ数 388p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784789730570
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

「くそっ。なんだ、こりゃ?」―マグレガー警部は長い警官人生でも初めてくらいひどい殺人現場に遭遇してしまった。部屋の中はそりゃもうありえないほどグチャグチャ…。なぜこんな現場になったのか?それは腕利きの殺し屋がツイてなかったせいだった。そこへ闖入してしまったのが、もっと運の悪い新聞記者パーラベイン。なんだか気になるこの事件、とことん調べてやろうと意気込んだまではよかったが、ツキのない連中の連鎖は果てしなく続き、信じられない陰謀にまで発展してゆく気配がしてきて―。イギリスならではのユーモアと奇抜さがたっぷり詰まった、注目作家のミステリー。

著者等紹介

ブルックマイア,クリストファー[ブルックマイア,クリストファー][Brookmyre,Christopher]
1968年イギリス・グラスゴー生まれ。グラスゴー大学で演劇等を学ぶ。在学中に大学新聞で映画評を手がけたのをきっかけに、卒業後もロンドン、ロサンジェルス、エディンバラなどで映画やサッカーのコラムを中心にジャーナリストとして活躍する。1996年、本作で作家デビュー、評論家が選ぶクライム・ノベルの新人賞を受賞した。その後もバイオレンスとユーモアに満ちた作品を書き続け、イギリスのマスコミで高い評価を受けている

玉木亨[タマキトオル]
1962年東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネコベス

23
凄惨な殺人現場に出くわしてしまったジャーナリストのパーラベイン。被害者の医師の死に陰謀の臭いを嗅ぎつけたパーラベインは被害者の元妻セーラと協力して調査を始める。冒頭からどぎつい下ネタのオンパレード。スコットランドのエディンバラを舞台に繰り広げられるトニー・ケンリックのようなスラップスティックコメディだが、あまり自分には合わなかった。2018/01/24

あつぼう

4
タイトル通り殺し屋にとっては、厄日になった物語やったけど殺し屋の存在ってオマケ程度なんですよね。事件の発端となる暗殺で、予想外の反撃を受けてしまった殺し屋やけど、かなり下品な方法で事件現場を偽装・・・。その方法がちょっとね(笑)。下品さが際立ってしまってたように思う。この殺し屋のおかげで、その背景にある恐ろしい陰謀が明らかになります。ジャック(ジャーナリスト)が探りを入れるけど読んでいて、なぜか気持ちが入り込めない。個人的な感想やけど訳が自分にあってなかったのかな。たまにこういうのってあるよなぁ。2011/04/27

psdstar

0
あらすじとタイトルは参考にならなかった。しょっぱなの現場シーンをのぞけばまっとうなストーリー。確かにところどころ笑いどころはあるもののそれ以上にタフなジャーナリストが活躍するサスペンスだった。NHSを舞台にした医療システムに対する風刺もはいってるんだろうか。3分の1くらいで展開は読めたけどそこそこ面白かった。 主人公はフォード・プリーフェクトがベースと書いてあったけどぜんぜん気づかなかった。 スコットランド エディンバラ2012/09/16

himehikage

0
出だしの殺人現場の描写こそグロいものの後はそれほどでもなく、ユーモアたっぷりの痛快ミステリーだった。汚い!痛い!下品!な、ランズデールのハップ&レナード・シリーズを思い出したけども、イギリス(スコットランド)らしい皮肉のきいたユーモアが秀逸! さりげなくかましてくるものだから、流し読みしてたら見落とす。2007/05/27

0
★★1/22007/04/30

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