内容説明
「ブックワールド」に身を潜めてのんびりするはずが、こっちの世界でも、刑事もどきをつとめるハメになったわたし。相変わらず厳しいミス・ハビシャムの叱咤を浴びながら、マクベス三婆の押し売りに耐え、脇役たちのストレス解消セラピーにつきあい、誤植ウイルスを撃退する忙しい日々がはじまった。あるとき、ミノタウロスの逃走を追いかけていた現場で、どうやら小説ＯＳのアップグレードをめぐる陰謀が進行していることに気づく。このままでは型にはまった小説だけが量産され、文学世界が破壊されてしまう！いったい黒幕はだれなのか？わたしから夫ランデンの記憶を完全に消そうと執拗に狙う、怪女エイオーニスの攻撃を必死でかわしながら、相棒となった作中人物仲間とともに捜査に乗り出したが…。これぞ大人のためのファンタジー。文学ファンたちの心をくすぐり続けるジャスパー・フォードに脱帽。
著者等紹介
フォード，ジャスパー［フォード，ジャスパー］［Ｆｆｏｒｄｅ，Ｊａｓｐｅｒ］
映画よろずアシスタント業から転身して作家に。デビュー作となった『文学刑事サーズデイ・ネクスト１ ジェイン・エアを探せ！』で絶賛を浴びる。ウェールズ在住
田村源二［タムラゲンジ］
翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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み
22
なんてこったぁ、続きが読めないなんて…。英語がスラスラ読めたらな。この作家さんの他のシリーズ読みます！2023/11/04
duzzmundo
12
今回も楽しく読みました。おもしろかった。すっかりブックワールドの住人となったサーズデイ。ジュリスフィクションの仕事をこなしつつ、ブックワールドの治安を保とうと奮闘します。１作目から引き継いできている内容はほとんど進まないですが、とにかく設定と世界観が楽しいのでどんどん読めます。これ以降の続編が未訳なのは売れなかったんでしょうね・・。 ジャスパー・フォードの別シリーズを発行してくれてる竹書房さんに期待するしかない。続編よろしくお願いします。2023/06/06
紅はこべ
11
作中でサーズデイが退屈な文学作品を挙げるシーンがあったけど、中にリチャードソンの『パミラ』があって激しく同意。同時代なら、フィールディングの方が断然面白い。でも『クラリッサ』は読んでみたいけど。2008/04/04
法水
4
次から次へと息をつく暇もなくアレコレ事件が起こり、それがまたむちゃくちゃ面白いので夢中になっている間に本筋（とは如何に？）からどんどん外れていき～ あれ、なんでサーズデイはここにいるんだっけ？文学刑事は辞めたんだっけ？ランデンって誰だっけ？:-P ゴドー死んでたんかい！…復刊＆続編求む！！2021/04/07
駒子
4
間違えて3巻を借りてしまったけど、1巻からちゃんと読もうと思ったのはせいぜい上巻まで。たぶん1巻から読んだとしても馴染めないだろうな…。展開が早すぎるのと、事件を解決したあとの余韻がないので置いてきぼりにされてぽかんとするしかない。これ、ベストセラーだったって本当？2016/10/24
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