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内容説明
夫に娘に親友まで…自分が愛する相手を次々に失ったスモーキーをあざ笑うかのように、ジャック・ジュニアは彼女が大事に思う人たちの、一番大切なものを標的にしはじめる。怒りに燃えるスモーキーと彼女の優秀なチームの面々は、しだいに犯人像に迫ってゆくが、そのあいだにも凄惨な殺人ビデオは届きつづけた。とうとうスモーキーは犯人を挑発し、罠にかけることにする。ここで逃したら、今度はきっと大事な人たちそのものが毒牙にかかってしまう―不退転の決意で望むスモーキーの作戦とは?ジャック・ジュニアの正体はいったい?スピーディでスリリングな展開は、ラストに向けて一気に加速する。
著者等紹介
マクファディン,コーディ[マクファディン,コーディ][McFadyen,Cody]
1968年、テキサス生まれ。ドラッグ問題を抱えた人たちのカウンセリングなどの社会奉仕活動に従事したのち、ウェブ関係のデザイナーとなり、特にゲームの分野で活躍する。30代前半で本格的な執筆活動を始め、処女作となる『傷痕』が大手出版社の目にとまり、アメリカのみならずヨーロッパでも衝撃的なデビューを果たした
長島水際[ナガシマミギワ]
東京都出身。上智大学外国語学部ポルトガル語学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつぼう
11
犯人が知りたくてアッと言う間に読み終わってしまいました。スモーキー達よりも犯人の方が一歩先をいってるので本当に手に汗握る展開の連続です。とことんスモーキーのチームを苦しめたから最後は簡単には終わってほしくないって思ってしまった。読んでいてこれほど憎しみを覚える犯人も少ないです。チームの仲間が抱える問題も色々あって今後の展開が楽しみです。個人的にはコンピューターの専門家レオがお気に入りです。この小説を読んで自分自身を狙われるよりも自分の大切にしてる人物を狙われる怖さが伝わってきました。2011/11/27
Steppenwolf
3
G犯人が予想通りの人物である上FBIの捜査官があんなドジでつとまるのかという感じであった。面白かったが満点とはならないのは上記の理由からである。登録漏れの一冊。2010/03/31
cuipa
1
非常にドラマチックだった。主人公サイドのチームメイトが戦隊もののごとくハッキリと性格付けされて、思う存分ヒロインサイドに感情移入できるというか。犯人を気持ちよく憎めるというか。ミステリとしてどうか、文学としてどうか、ということ以前にたいへん楽しめるエンタメ小説でした。あとまったく本筋と関係ないけど、アメリカでも子供ってキノコ嫌いなんだ…(笑)2015/06/05
對馬 正晃
1
ページをめくる手が止められないジェットコースター作品は久しぶりです!そして感動のラストシーン!いやー、いい作品に出会えました☆2013/08/15
なみなみ
0
上巻の途中で犯人が判ってしまったのですが、それでも全体のテンポがよかったので、結局、最後まで読んでしまいました。チームメンバー各々の個性が物語でうまく活かされていて、シリーズ初巻として大変おもしろかったです。読み終えた当日に続刊を図書館で借りてきました♪2012/06/15