内容説明
クローン大戦の戦火は首都惑星コルサントにおよんだ。ジェダイ評議会は元老院を陰で操る謎のシス卿ダース・シディアスの正体を暴くため、パルパティーン議長の周辺をスパイする任務をアナキン・スカイウォーカーに課す。父と慕う議長への背信行為、ジェダイ騎士団に対する失望、妻パドメの妊娠…過酷な状況に追い詰められたアナキンは、ついにシス卿の正体を知ることになったが…。スター・ウォーズ映画、感涙の完結作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆぎ🖼️
25
フォースにバランスをもたらす運命だったアナキンが女王と恋に落ちて、スキャンダルを隠して幸せになるのはなかなか難しく、さまざまな思惑に疑い、さまよい唯一悩みを相談していた叔父のような議員が、、シス卿だった。衝撃と悲劇と伝説の始まりでした⤴️⤴️2021/06/01
マーブル
12
映画はやはりエンターテイメントなのだ。ライトセーバーでの戦いのシーンに、削られてしまった登場人物たちの内面の描写。ドゥークーの最期の見開いた眼の奥にある驚愕。メイスが吐露する共和国への想い。オビ=ワンが感じるフォースとの一体感。エピソードⅡでは、小説は補完の位置を乗り越え、映画をダイジェスト版と化した。エピソードⅢはそれを超え、見てはならぬもの、知ることを躊躇うものとなっている。映画ではジェダイの滅亡は単に組織と肉体の滅亡と思える。小説ではそれ以前にジェダイの精神、存在意義自体が腐敗、崩壊していた。2022/06/26
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9
*新3部作完結編*戦火は銀河全域に広がった…戦乱を操る謎のシス卿の正体を暴くため、パルパティーン議長の調査任務がアナキンに課される。父と慕う議長への背信行為、ジェダイへの失望、パドメの妊娠。妻を愛するアナキンは、ついにシス卿の正体を知るのだが……!?――黒衣の騎士ダース・ヴェイダー誕生! ⇒続き 2014/04/20
なめこ
5
映画ではほとんど描かれていなかったオビ=ワンとアナキンの葛藤、お互いがお互いに向ける信頼と期待のすれ違いが丁寧に書き込まれていてとても良かった。映像作品のノベライズが面白いと思うのはこれが初めて。取り返しのつかない結果にはなってしまうが、規律に忠実で融通のきかない聖人君子のようなオビ=ワン・ケノービと、親しい人達への過剰な忠義のあまり大局を見失ってしまう選ばれし者アナキン・スカイウォーカーは、それぞれがそれぞれに寄せる執着、愛情でジェダイのその厳しい戒律を破っているほど。なんてすてきな関係なのだろう。2016/01/03
しんべえ
2
アナキンにあったかも知れない未来をオビワンが話す所が辛かった。2023/03/19