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内容説明
蚊にとって、動物の血は最高の栄養源。ニワトリ、ブタ、そして人間…。いちど血の味を覚えた蚊は、人間たちの居住地からけっして離れない。そして船や貨物や飛行機にひそみ、世界中に飛び立っていく。蚊は無意識にも、病原体と死を世界中に運んでいるのだ。マラリア、黄熱病、西ナイルウイルスを―。知られざる蚊の生態と、蚊の運ぶ感染症の実態をあきらかにする、サイエンス・ノンフィクション。
目次
第1部 小さいけれど手強い相手(なぜ蚊は血を吸うのか?;蚊の世界へようこそ;人間界への侵略者)
第2部 死の運び屋(蚊が歴史を動かしていた?;運び屋の正体;人類最大の敵)
第3部 戦争か共存か(蚊との聖戦;国境なき流行;蚊との共存)
著者等紹介
スピールマン,アンドリュー[スピールマン,アンドリュー][Spielman,Andrew]
蚊と蚊が媒介する伝染病、感染症の権威。ハーバード大学、熱帯性疾病研究所のシニア研究員。マラリア、脳炎、黄熱、フィラリア、デング熱などに関する数百点もの論文を発表している。現在、国際開発センター理事で、マラリア撲滅プロジェクトのメンバーでもある
ド・アントニオ,マイケル[ドアントニオ,マイケル][D’Antonio,Michael]
ジャーナリスト。「ニューズデイ」の取材チームの一員としてピュリッツアー賞を受賞した
奥田祐士[オクダユウジ]
翻訳家
栗原毅[クリハラタケシ]
国立感染症研究所
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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