内容説明
王様のライオンと迷子の小さなゾウが繰り広げる感動の物語です。ゾウはだんだん成長して王様のライオンより大きくなります。その時王様は…。ボローニャ・ブック・フェア・グラフィック賞受賞作家の長編絵本。
著者等紹介
ソロタレフ，グレゴワール［ソロタレフ，グレゴワール］［Ｓｏｌｏｔａｒｅｆｆ，Ｇｒ´ｅｇｏｉｒｅ］
フランスで最も子どもたちに人気のある、代表的な児童書作家兼イラストレーターの一人で、彼の創造するゆかいなキャラクターは、多くの子どもたちの共感を得ている。また、素材の持ち味を生かした、見開きの大きな絵をよく使うことも、彼の持ち味となっている。１９５３年、エジプトで、レバノン人の医師の父とロシア系の画家兼イラストレーターの母のもとに生まれる。父と同じ医師として５年間活動したが、その後息子にせがまれ、イラストレーションと創作に専念することを決意した。１９８５年に処女作を発表し、以後フランスで出版された多数の作品は、アメリカ、ドイツ、日本、デンマーク、イタリア、イギリス、スイス、オーストラリア、スペイン、フィンランド、韓国などでも翻訳され、子どもたちを楽しませている。１９９６年には『サンタクロースの辞典』で、ボローニャ・ブックフェアのグラフィック部門賞を受賞。このほか、ビールの「カールスバーグ」など、広告の世界でも高く評価されている
武者小路実昭［ムシャコウジサネアキ］
１９６０年東京に生まれる。学習院大学大学院哲学専攻修了
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感想・レビュー
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Hideto-S@仮想書店 月舟書房
102
誰にでもいつか来る。でも、誰もが受け入れられるとは限らない。大きくなった子供を見上げてしまう。かわいがってた後輩が強くなり、もう敵わないと思い知る。Time waits for no one. 孤高の王様のライオンと独りぼっちの小さなゾウ。「きみはおおきくてぼくはちいさい」。それはとてもステキな言葉。エジプトでレバノン人の父とロシア系の母の間に生まれたグレゴワール・ソロタレフさんはフランスで人気の作家兼絵描き。シンプルなのに不思議な色使い。哀しい赤と寂しい黄色。なんでそう思うんだろ。2004年4月初版。 2016/03/13
遠い日
9
王様ライオンに拾われた小さなゾウ。ふたりの長い長い人生という旅路に、お互いがお互いになくてはならない存在になっていく確かさ。成長したゾウに独り立ちを促すライオンの賢明なやさしさ。もう、体の大きさは関係ないのに。だからこそ、孤独のうちに沈んだ王様ライオンを再び見つけた時も、何も変わらないふたりでいることをゾウは告げることができたのです。2021/10/12
チェアー
3
見栄えとか、肩書が変わっても、中身が同じなら安心。 きみはきみ。ぼくはぼく。友だちでいられる。2021/10/22
hi
1
仕事中に号泣して、花粉よけの目薬取れる。そして泣く2017/04/03
hi
0
やっぱり大人向けかなあ…低学年には難しいかな？個人的には泣く（ ; ; ）2016/01/26
