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内容説明
突然、通り魔に夫を殺されてから、キャロラインは必死で12歳の娘ローリーと11歳の息子ライアンを育ててきた。でももう限界―ところが、偶然出会った知的でハンサムでお金持ちの紳士トニーと恋に落ち、結婚することに。一家はトニーの住む高級アパートメントに移ったが、そこロックウェル館は“セントラルパーク・ウエストの大妖館”として知られる不気味な建物だった!毎晩、悪夢にうなされるライアン。みるみるやつれていくローリー。この建物にはいったいなにが巣くっているのか?親切だがどこか風変わりな住人たちの正体は?―名手ジョン・ソールが描く、恐怖と驚愕のホラー・サスペンス。
著者等紹介
ソール,ジョン[ソール,ジョン][Saul,John]
1942年カリフォルニア州パサディナ生まれ。サンフランシスコ州立大学等を中退の後、数々の職を転々とする。1977年に『暗い森の少女』(早川書房)が大手出版社の眼にとまりデビュー、同書は大ベストセラーを記録した。その後も心理描写にたけたホラー作品を発表しつづけ、全米で累計2700万部の売り上げを誇り、世界各国で翻訳書が出版される人気作家となった。現在はシアトルやハワイなどを拠点としながら、ホラーサスペンスの大御所として新人作家の育成にも力をそそいでいる
野村芳夫[ノムラヨシオ]
1948年東京生まれ。日本大学文理学部英文科卒
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カムイ
28
ジョン・ソールらしいホラー、カムイは楽しんで読了相変わらず子供がメインで母親は右往左往するのはいつもの事。2019/06/01
うき。
1
久々ジョン・ソール。抜かれてる「若さ」とはなんじゃい、っていうのとか、研究所はどうなったんじゃい、っていう細かい突っ込みは数々あれども、そこそこ楽しいホラーだった。2012/04/08
まゆこ
0
★★★☆☆2005/06/27
eirianda
0
『暗い森の少女』に続き、二冊目のジョン・ソール。やはり、熟れているよな、構成も描写も。後半からはテンポもよくスラスラと読めたわ。こういうのをエンターテインメントと言うのだな。アンチエイジングがテーマなのかしら? 私も毛穴のない子どものスベスベお肌を見ると、皮膚を替えて欲しい……って思っちゃうし(笑)2012/09/11
ponyo
0
『インフェルノ』→『ミッドナイト・ボイス』→『ツールボックス・マーダー』という流れ。オチは最初から見えてるけど、クライマックスはスリリングで楽しめた。もっと短くてもいい気がする。『踊る女』は『黒衣の女』っぽかったし、ソールってこんな感じなのかね。2012/04/20