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内容説明
日米ハーフの殺し屋ジョン・レインがピアニストのみどりと別れてから約1年。その間、彼は大阪に潜伏していた。が、ある日、ついに警察庁の部長タツに発見される。そして、腐敗した日本の改革に傾注するタツの依頼を断りきれず、レインはふたたび東京に戻る決意を固めた―新たな暗殺を遂行するために。だが、標的は想像以上に危険で、レインの周囲にはやがて死の影が忍び寄る。しかも、いつしかCIAまでが暗躍しはじめていた…。世界中で絶賛された『雨の牙』につづき、孤高の暗殺者レインが活躍するサスペンスの白眉。
著者等紹介
アイスラー,バリー[アイスラー,バリー][Eisler,Barry]
1989年、コーネル・ロー・スクールを卒業。3年ほど日本で暮らした経験がある。流暢な日本語を操り、日本文化にも造詣が深く、柔道は黒帯の腕前。現在はサンフランシスコのベイエリアに居住
池田真紀子[イケダマキコ]
英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さくら
4
『雨の牙』の続編。 大阪に潜伏している殺し屋:ジョンの前にタツが現れ、ある依頼をする。 そこから俄かに周辺が騒がしくなり・・・という話。 ジョンの腕は確かで強いけど、決してハードボイルドではない。 そのちょっと繊細な所が魅力なのかな。 派手さはなく、静かに進んでいく話でした。 海外の作家さんだけど、日本に住んでいただけあって東京の描写がとても細かかったです。2014/08/16
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
1
☆×4.5…1作目よりもいろいろなことがおきます。そう、ある重大な人物の…1作目同様、静かに物語が進んでいきます。もちろんムードがあふれる場面も。最後は少々盛り上がりには欠けますが次の作品に期待をさせるような感じに仕上がっています。しかし、裏の世界に生きる男は切ないねぇ。そして、ある種の感情は破滅を招いてしまうものです。2010/07/15
色
1
いやー!面白い!一作目よりもかなり好きかもしれん。次回作が更に楽しみ!日本が舞台だけじゃもったいないからね^^2009/09/09
しゃお
1
“ョン・レイン”シリーズ二作目。一作目より面白かった。2008/08/20
tai65
0
星5つ2012/09/09