内容説明
小さな田舎町ライランドフォールズを見下ろす山に、木こりのジョバンニが独りで暮らしていた。ジョバンニは年に一度だけ、町に降りて、自分で育てたモミの木をクリスマスツリーとして売るのだった。その年、町には活気がなかった。クリスマスが近いのに、人々はわけもなく疲れ小さな悩みをかかえてくすぶっていた。そんなある夜、記録的な大雪が町をおおいつくす。降り積もる大雪のなかで、静かに静かに小さな「なにか」がはじまろうとしていた―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とも
13
とあるのどかな町のクリスマスのお話です。なんだかミヒャエル・エンデの「モモ」を連想するような穏やかさ。ずっと変わらないと思っていた町が少しずつ少しずつ変化していってふと見たことのない景色になっているような空恐ろしさと、それでも人と人とがつながりあっていく強さを感じました。粗筋全然見てなかったから真夏に読んじゃったけどしんしんと雪が降るクリスマスに暖炉の傍でゆっくり読みたいようなお話です。住んでるとこ雪降らないからスノードームかな?2019/08/01
じゅんた
3
なんのきっかけで読もうと思ったのか忘れましたが、とても良いお話でした。ほっこりと暖かくなります。優しいクリスマスの過ごし方。2019/11/28
shuco
2
クリスマスに読むにはぴったりの本。ウィルの絵が観てみたい。2017/12/17
takapin
2
今年もクリスマス前に再読。中学生の頃たまたま書店で出会った本です。ほんわかとした、あたたかい光のような一冊。この本を静かな冬の夜に読むのが大好き。2016/12/09
takapin
2
あたたかい話。クリスマスが近づくと読みたくなる。絵本みたいな、すてきな1枚の絵のような1冊。大好きです。2015/11/17
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