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内容説明
今から2000年以上も前の昔、秦、趙、韓、魏、燕、楚、斉の7国が覇権をめぐる熾烈な争いをつづけていた。そのなかでもっとも残虐な戦いぶりをみせていたのが、最強国の秦。冷酷無比な秦王が目指すもの、それは今まで誰も成し得たことのない「天下統一」だった―。秦王は各国から忍び寄る刺客を恐れ、誰も玉座に近づけようとしなかった。だが、王の命を狙う趙国の3大刺客―長空、残剣、飛雪を討った男が、その功績により、ただひとり拝謁を許された。男の名は無名。彼は壮絶な闘いの一部始終を語りはじめるが、そこには驚愕の真実が隠されていた…。始皇帝暗殺に新たな伝説を投じた話題作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジョシカワ
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映画が先なのかどうかは知らんけど、映像化された本。中国の歴史って、正直あんま知らんかったから、当時の社会的情勢やったり文化やったり市民の暮らしやったりを、なんとなくやけど知れたのはよかった。ストーリーはかなり面白い。登場人物一人一人のキャラクターもはっきりしててわかりやすい。反面、先が読めてまうって欠点もあるけど、それでもそういう期待通りのことをしてくれるところに、逆に嬉しさを感じた。この時の中国って、人間ドラマが面白い印象があるし、日本の江戸時代とかに似た雰囲気を感じた。2012/07/11