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内容説明
1959年、クリーヴランド。父親は愛人に銃殺され、母親は17歳でアントワン・フィッシャーを生んだ。孤児院で過ごしていたアントワンは、2歳のときに里子として牧師夫妻に引き取られる。しかし、彼を待ち受けていたのは、温かい家庭ではなく、止むことのない虐待の日々だった。自分の出生の秘密も知らないまま家を飛びだし、やがて海軍に入隊したアントワンは、傷つけられた少年時代の記憶に初めて向き合うことで、家族のルーツをたどり、いつしか心の再生を求めていく…。家族とは何か、愛とは何か?衝撃のノンフィクション。
著者等紹介
フィッシャー,アントワン[フィッシャー,アントワン][Fisher,Antwone Quenton]
1959年、クリーヴランドにある刑務所の病院施設で生まれる。里親となる牧師夫妻に引き取られるが、そこで肉体的、精神的な虐待を受ける。17歳で家を飛び出し、アメリカ海軍に11年、さらに連邦刑務官として3年間勤務したのち、ロサンゼルスにあるソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントのスタジオの警備員となる。そこで、自分の人生を回顧した『きみの帰る場所』がプロデューサーの目にとまり、映画化、そして出版が決まる
小林宏明[コバヤシヒロアキ]
英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。