ギボンの月の下で

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  • サイズ B6判/ページ数 498p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784789719889
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

物語はミネソタ州のある小さな町ではじまる。ルーベン・ランドは息をせずにこの世に生を受けた。だれもが死産だとあきらめたそのとき、父ジェレマイアの祈りによって奇蹟が起こった。ルーベンが息を吹き返したのだ。喘息のルーベン、不思議な力をもつ父、たくましい兄デーヴィ、文学好きの妹スウィード―家族は貧しいながらもしあわせに暮らしていた。だがルーベンが11歳になった冬、家族にふりかかった最悪の事件をきっかけにデーヴィが失踪してしまった。残された家族はデーヴィを捜す旅に出るが、彼らの行く先に待っているものは…。奇蹟にふれたとき、家族になにが起こるのか。

著者等紹介

エンガー,レイフ[エンガー,レイフ][Enger,Leif]
ミネソタ州生まれ。ミネソタ・パブリック・ラジオでレポーター/プロデューサーとして20年近く勤める。現在はミネソタにある農場で妻と2人の息子と暮らす

小島由記子[コジマユキコ]
翻訳家、作家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mocha

96
ミネソタ州に住む11歳の少年ルーベン。失踪した兄を探すため、父と妹と共に旅に出る。厳しい自然を背景に、家族の絆や逆境に立ち向かう勇気を静かに謳う作品。心の葛藤が喘息の発作と重なり少年の苦しさがより伝わってくる。信心深い父が見せる奇蹟、死後の安息など宗教的な色合いも濃く、9・11の年にベストセラーとなったのもうなずける。原題「Peace like a river」ブラピが映画化するという話はたち消えたのかな?1000冊目。2018/08/04

しょうご

0
心に余りある訴求力で迫ってくるし、寒さ、自然の力、温かい旧友、暖かな料理、カントリーな生活様式がストーリーを底支えしている。全編を通して登場人物は多くはないが、いずれも個性豊かでエッジをシャープに抉った所作、発言のバランスがよろしい。特に9歳になったばかりの妹スウィードの文学的才能に脱帽してしまう。『こんな子供おらんやろ』である。いたら会いたい。2014/08/04

やまゆ

0
買って随分長いこと放置してたものをやっと読んだ。宗教色の強い本。そしてちょっとクドイ。それでも終盤は少しウルっとする。2013/09/02

りえこ

0
アメリカを舞台にした一家の冒険物語。家族の絆や、人々の温かさ、勇敢さなどを描いた心温まるストーリーでした。3日間かけてじっくり読みました2022/09/25

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