ヴィレッジブックス
鉤爪プレイバック

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  • サイズ 文庫判/ページ数 562p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784789719803
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

おれの名前はヴィンセント・ルビオ。ロサンジェルスを根城に、探偵事務所をやっている。苦楽をともにしてきた相棒のアーニーは、男も惚れる恐竜のなかの恐竜で―おっと、実はおれたちゃ人間じゃない。恐竜だ。長い長い間、おれたちは人間に気付かれないよう、人間にまぎれて暮らしてきた。そんな恐竜社会をおびやかすカルト集団「祖竜教会」の謎を暴くのが今回の依頼だ。やっかい極まりないが、相棒アーンの元妻からの頼みとあってはむげにもできまい…。世界中で熱狂の渦を巻き起こした恐竜ハードボイルド第2弾。

著者等紹介

ガルシア,エリック[ガルシア,エリック][Garcia,Eric]
マイアミ出身。コーネル大学と南カリフォルニア大学で小説創作と映画学を専攻後、26歳で作家デビュー。現在、妻サブリナと娘ベイリーとともにLAに在住

酒井昭伸[サカイアキノブ]
1956年生まれ。早稲田大学政経学部卒。英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつぼう

2
1作目が素晴らしい出来やったので、本作にかなり期待してました。率直な感想としては、やっぱり1作目を超えるのは難しかったなぁ。でも本作に関しては前編にあたる作品なので、本当の評価は3作目でしたいと思います。過去にさかのぼるって事で当然、前作ではすでに死んでいたルビオの相棒アーニーも登場します。このアーニーが凄く渋くていい恐竜です。彼がいなくなった今後の作品を読むのはちょっと寂しいです。 2006/10/27

ジョニー

1
恐竜のカルト集団の謎を探る話。人間の姿を被った恐竜が紛れているという設定だが登場するのは恐竜だけなので人間との接点がゼロなのはもったいない。話の半分くらいは恐竜の姿のままだった。笑える部分も少なく読むのに時間がかかった割にラストもありがちであった。2019/07/20

廃墟の人

1
本シリーズの主人公と今は亡きアーニーのコンビもの。前作から引き続く、ハードボイルドな恐竜モノという突拍子もない設定に加え、時間軸的にアーニーが死亡することになっているせいか、スラップ・スティックな要素がかなり盛り込んである。ミステリ的な要素はパン一つ分ほど足りない気がするが、その分エンタメ的な要素でゴリゴリ押す。面白い。2015/09/21

wm_09

1
やっぱり設定の勝利。ハードボイルドを恐竜がやるだけでこんなに面白くなるのかというのは前作に引き続きの感想。キャラ立ちも良くて、巧いストーリーテリングにサクサク読み進められる。ミステリ的な謎解きは主眼ではないのだろうが、常套的とはいえそれなりに意外な真相を用意してくるのには感心。(稲)2009/10/06

踊る猫

1
☆☆☆ 渋カッコイイ相棒・アーニーとルビオのコンビぶりが素敵。スタイリッシュかつキュート!信頼するアーニーが側にいるためか、1作目よりやんちゃなルビオが見られるのも楽しい。物語はミステリよりも恐竜らしいアクション全開で、夏に読むにはなかなかぴったりです。ただ、もうアーニーがいないというのは、ものすごく寂しい。最終ページ、ルビオの無邪気さがたまらなく切なかった。2009/07/23

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