出版社内容情報
【目次】
内容説明
「なんで自分ばっかり…」「どいつもこいつも使えない」こんな声が蔓延り、ギスギスする。常に追われているように慌ただしい。大量のタスクが積み重なり、窒息しそうな重い雰囲気が漂う―。誰もが頑張っているのに、やってもやっても報われず、募るのは徒労感と疲労感ばかり。なぜこうなってしまったのか?どうすれば職場を良くできるのか?「働く」という大問題に切り込む!
目次
1 ギスギス職場はもう限界(「優秀な人」を採ろうとするから失敗する;仕事で本音を言う必要なんてあるのか;中間管理職はもうヘロヘロ;経営者だって傷ついている;人事担当者の憂鬱)
2 組織を生まれ変わらせる四つのツール(「働かないおじさん」の涙―チームビルディング・ワークショップ;「持ち味」を組み合わせる;「新入社員は使えない」をなくす―新卒・中途のオンボーディング;「モード」を選ぶ上司になる;大企業こそ「脱・能力主義」)
著者等紹介
勅使川原真衣[テシガワラマイ]
1982年横浜生まれ。東京大学大学院教育学研究科修了。BCGやヘイ グループなどのコンサルティングファーム勤務を経て、独立。教育社会学と組織開発の視点から、能力主義や自己責任社会を再考している。2020年より乳がん闘病中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
42
人という字の成り立ちを想い出すことになった。組織は人が集まって成り立つもの。ここに立脚すると、自ずと考えるべきことが出てくる。以前、著者の本を読んでいるので、それのおさらいになった。お互いの関係性が肝で、また、そのためには鎧を少しでも脱げるような場があること。途中から出てきた「ケア」の言葉が印象に残る。ケアに関する本を何冊か読んでいるので、それを想い出しながら考えた。2026/01/29
奈
38
勅使川原真衣さんは、鋭い視点と温かい視点で「仕事」の意味を再考させてくれます。仕事は単なるタスクの達成ではなく、人と人との信頼、理解、成長の過程であることを教えてくれます。職場での一人ひとりの役割と価値は、どれもユニークで代わりがきかないものです。そして、真に健康な組織とは、全員が「見られ、理解され、尊重される」空間がある場所であるべきだと感じます。2026/01/06
二人娘の父
8
今年の年始は勝手に「勅使川原週間」としてスタート。私も組織に身を置き、中間管理職として業務を進める立場において、著者の言葉一つ一つが身につまされる&染み込んでくる。「みんなが組織をよくする当事者」という視点および特に若手・若者(自分の子ども世代)の捉え方は、自身の認識更新に大いに生かしたい。「解像度が低すぎる『求める人材像』」なんて、本当に共感しかない。スーパーヒーローの登場で局面を変えようなんて、甘すぎるのだ。2026/01/06
りんだ
8
能力主義って、結局自己顕示欲が強いひとのマウントに起因するんだろうな。感覚的に自分もないとは言えない。あとは自己顕示欲が高い人ほどマネジメントの際にアンラーニングできないから困ってそう。 「こうあるべき」を捨てて最適なチームをどう作るか、どう関わっていくのか、というコミュニケーションのルールや適材適所への配置が大事なんやろな。 あと「誰も取り残さない」って思想が好きです。2025/11/13
S
5
相変わらず読みやすくて助かる。ただこのケアを実践するにはまず境界線をしっかり引かなくてはいけないのでそのあたりの設計が難しそう。というか全体的にどう動かせばいいのか、は外部の人間が全くいない状態だとけっこう難易度が高いだろうな。最後の方にあるメンバーシップ型とジョブ型の話で、ちょうどいま読んでる濱口桂一郎の本が最初の参考文献として出てきて、「濱口節」なんて書かれていて面白かった。まだ読み切ってないけど「濱口節」と言いたくなるのはよくわかる。2026/01/03




