- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > 海外文学
- > ｖｉｌｌａｇｅｂｏｏｋｓ
内容説明
「学校で銃撃事件が発生！」報せを受け急行した女性警官レイニーが見たのは、美人教師と少女達の射殺体、そして銃を構えた保安官の息子、１３歳のダニーの姿だった！「僕がやりました」というダニーの自白とは裏腹に、証拠は別の人物が発砲したことを示していた。ダニーはなぜそんな嘘を？母親殺しの疑いをかけられた自らのつらい過去をえぐり出しながらも、レイニーはＦＢＩ心理捜査官クインシーの助けを借り、心理学とベテラン警官としての知識を駆使して真犯人捜査に乗り出す。だが、そこには黒服の男のあやしい陰が―。のどかな田舎町の人々に巣くう心の闇を暴き出す傑作サスペンス。
著者等紹介
ガードナー，リサ［ガードナー，リサ］［Ｇａｒｄｎｅｒ，Ｌｉｓａ］
１９９３年ペンシルヴェニア大学卒業。在学中からアリシア・スコット名義でロマンス小説を書き始め、数々のロマンス小説の賞を受賞。１９９８年、リサ・ガードナーと名前を変え、『素顔は見せないで』（ヴィレッジブックス）でメジャーデビューを果たした。現在は夫・愛犬・愛猫とともにニュー・イングランド在住
前野律［マエノリツ］
１９４１年生まれ。国際基督教大学卒。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みみずく
20
銃を手にして発見された子供が本当に犯人なのか？こんな大きな事件に遭遇したことがないレニーは州警察から来た几帳面すぎる刑事サンダースとFBI捜査官クインシー（再登場！）の協力を得て捜査する。レニーも過去にいわくがあり気で、クインシーも私生活に不安を抱えているためロマサスとしての色は抑えめなので、その分野に慣れていない人でも普通にサスペンス小説として楽しめると思う。カテゴリー毎に色分けファイルに書類を整理したり、飼い始めた犬に電話ごしに赤ちゃん言葉で話しかける男・サンダース…また出番があるといいな。2016/05/23
harutamano
11
うわー犯人きもいきもいきもい！いや学校での銃撃事件やし容疑者は保安官の息子（13歳）やし妹ちゃんはクロゼットに逃げ込むしママは半狂乱だし保安官パパはそれやったらアカーン！ていうこと連発だし女性保安官の過去がまた別事件やしクインシー捜査官のご家庭も爆発寸前やしもう満腹ですわリサ・ガードナー！！2023/09/26
けいちゃっぷ
7
女性作家は「当り」がなかなかでないし、サイコサスペンスものは苦手だし、５００ページ超もあるし、と読みたくなる要素はほとんどなかったのですが、積読本消化のためにと読み始める。そしたらあーた、大当たりじゃないですか。もろ私好みという感じ。ベイカーズヴィルという田舎町の学校で発砲事件が。現場にいた少年は殺人を自供したが釈然としない・・・。初期の頃から真犯人が登場して興を削がれる雰囲気はありましたが、途中からはそれも気にならないくらい読ませます。満点とは言いませんが充分に満足できる一作でした。５２５ページ 2011/11/13
じょじょ
3
結構重い内容だったけど ぐいぐい引っ張られて気付いたら読了。続きをさっそく予約。2018/06/30
沙織
1
レイニーは保安官として、生まれ育った町を守ることに誇りを抱いていた。 ある日、町の学校で銃乱射事件が発生。 若い教師と二人の幼い女の子の命が奪われる。 犯人として確保されたのは、レイニーの上司の息子ダニーだった。 幼い頃からダニーを可愛がってきたレイニーはショックを隠せない。 しかし、ダニーの態度、殺された教師の殺害状況、不自然な銃弾。 レイニーは事件の事実を疑い始める。そして町の人々も皆が疑心暗鬼になり殺気立つ。 果たして事件の真相とは？2023/04/03
