内容説明
ちょっとしたきっかけをつくることで、「わかりきったこと」がそうではないことに気付くはず。常識や建前ばかりの毎日に疲れたあなたに贈る、今すぐできて、その場でなごめるカンタン哲学101例。
目次
自分の名前を呼んでみる
寝ころんで星空を眺める
自分をぎゅっとつねる
朝、どこにいたかを考える
おしっこしながら水を飲む
デタラメに電話をかける
音声を消してテレビを見る
嫌いなものを食べる
真っ暗闇を歩く
アリの行列を追跡する〔ほか〕
著者等紹介
ドロワ,ロジェ=ポル[ドロワ,ロジェポル][Droit,Roger‐Pol]
哲学者。研究テーマは18世紀のヨーロッパ哲学の想像世界における東洋の表象。国立科学研究所(CNRS)の研究員。ル・モンド紙の定期寄稿者
工藤妙子[クドウタエコ]
仏文翻訳家。1974生まれ。慶応義塾大学文学部仏文学専攻卒
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鵙屋
3
★★★★★ 小ネタ系の本の中では、尖ってて一番面白かった。どれも身体的というか、頭でっかちになったら一度素直に五感に従えばいいのだと思えた。日常生活の視点を少しずらす感覚は、まさに「暮らしの哲学」。[デタラメに電話をかける(人間社会を感じる)、消音でテレビを見る(勉強になる)、バスを待って気をもむ(気が楽になる)、身の上話をでっちあげる(人生観が変わる)、知らない食べ物を食べる(動揺する)、子供と遊ぶ(混乱する)、夜の街を歩く(じっとしていられなくなる)【行動】ケータイを持たずに出かける]2019/12/08
しょ~や
1
どの項目も文章が素敵で、ちょっとやってみたくなっちゃう。ありふれたことについて改めて考えることに気付く2011/05/09
すジャーた
1
本は、専ら図書館で借りるのですがこれは買いました!!かなり好きです!!
Sato
0
「何か面白いことないかなぁ」が口癖のあなた。少しの工夫で,世界の見方が変わわるかも。「墓地でジョギングする」「腕時計をはずす」など,101個の方法を提案します。日常生活でよく行うことでも,ぶっ飛んだことでも,哲学のフィルタを通せば,あら不思議。。自分自身を,縦横斜め,そして内側から,見ることができる。自分を知ることは,世界を知ることだったのだ……。ってな本。面白い本でした。一人自室で,ソファーに座ったまま,あれこれ試せるのが楽しいです。頭の筋トレにもなるし,孤独の楽しさを知ることができます。おススメ!2014/05/21
oyayaya
0
¥02011/02/13
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- 和書
- アンの夢の家 角川文庫