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内容説明
痴呆のすすんだ祖母を引き取った日から、16歳の少年マットの生活は一変した。裕福な母の再婚相手も我が子同然にかわいがってくれ、幸せな日々だったのだが…。「おまえの死んだ姉が帰ってくる」と騒いでは母をいじめる祖母、実母の横暴にじっと耐える母。なにかがおかしい。屋敷には妖艶な香りが漂い、誰かの気配が―。そんなさなか、狩猟中にマットはなぜか気を失う。気がつくとそこには額の真ん中を撃ち抜かれた継父の死体が…。しかしそれはマットと一家を次々に襲う悲劇のほんの序章にすぎなかった。ホラーサスペンスの大御所が描く、日常に潜む身も凍るような恐怖。
著者等紹介
ソール,ジョン[ソール,ジョン][Saul,John]
1942年カリフォルニア州パサディナ生まれ。サンフランシスコ州立大学等を中退の後、数々の職を転々とする。1977年、『暗い森の少女』(早川書房)が大手出版社の目にとまりデビュー、同書は大ベストセラーとなった。その後も心理描写にたけた作品を発表しつづけ、ホラーサスペンスの大御所として不動の地位を築いている。現在はシアトル、ワシントン、ハワイを拠点として活動中
野村芳夫[ノムラヨシオ]
1948年東京生まれ。日本大学文理学部英文科卒
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