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内容説明
南極大陸横断という大冒険を企てたアーネスト・シャクルトン隊長。1914年12月5日、27名を率いて南極大陸に向かったが、途中で漂流を余儀なくされる。待っていたのは想像を絶する寒さと飢餓、死の恐怖だった。次々と新たな困難に襲われた、一年半におよぶ過酷な闘い。不屈の精神力と希望を持ち続けた27名の男たちは、「必ず全員を生還させる」という目標に向かって、真のリーダーシップを発揮したシャクルトン隊長のもと、見事に勝利し生還した。勇気と希望を与えてくれる感動の書。
目次
ウェッデル海へ
新しい陸地
冬の日々
エンデュアランス号を失う
オーシャン・キャンプ
狭間の行進
ペイシャンス・キャンプ
氷からの脱出
ボートの旅
サウスジョージア島横断
救出
エレファント島
ロス海支隊
マクマード入江での越冬
補給所の設営
オーロラ号漂流
最後の救援
大団円
著者等紹介
シャクルトン,アーネスト[シャクルトン,アーネスト][Shackleton,Ernest]
1874年2月15日生まれ。1909年スコット大佐率いる南極探検隊に参加。1990年、南極点到達直前まで進み、ナイトの称号を授かる。1914年に出発した本書の探検を経て、第一次世界大戦に参戦。1921年クエスト号による南極遠征の途につくが、1922年1月5日サウスジョージア島で心臓発作のため急逝した
奥田祐士[オクダユウジ]
1958年、広島県生まれ。東京外国語大学英米語学科卒業。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥
83
シャクルトン自らが記したノンフィクション。真に優れたリーダーの資質とは、プロジェクトが順調に進んでいる時ではなく、困難な状況で如何にしてメンバーを正しい方向へと導くのかで評価されるのではないだろうか?南極横断と言う探検に失敗し、南氷洋に閉じ込められたシャクルトンの探検隊。一年半にわたり、絶望的な状況で一人のメンバーも欠けることなく無事生還させたのはやはり賞賛に値すると思う。またこちらにはアルフレッド・ランシングの著作には無いロス海支援隊の話もある。比べて読むと面白い。★★★★2019/07/02
うりぼう
3
荒川さんのオススメ。上質のノンフィクション。よく還ってきました。2006/06/16
tai65
0
星4.52010/09/04