内容説明
NYの下町ブロンクスに生まれ育った16歳の高校生、ジャマール・ウォレスには誰にも言えない内緒の愉しみがあった。それは文章を書くこと。学校では文学少年である一面はまったく見せない彼だったが、読書から得た知識の豊富さと書くことへの熱意は誰にも負けないものがあった。そんな彼がある日偶然にも出会ったのは、処女作でピューリッツアー賞を受賞し、その後、姿を消した大作家ウィリアム・フォレスターだった。フォレスターは自分のことを絶対に口外しないことを条件に、ジャマールへの指導を引き受けることになるが…。
著者等紹介
エリソン,ジェームズ・W.[Ellison,James W.]
文学賞を受賞した『アイム・オーエン・ハリソン・ハーディング』を含めて7作の小説を執筆している。またミドルベリー・カレッジから作家として終身のフェローシップを授与されている。小説のほかに、『インモラル・ビラヴゥド』、『ルーディー』、『ア・ブロンクス・テイル』、『ネヴァー・トーク・トゥー・ストレインジャーズ』を初めとして多数の著作がある
石川順子[イシカワジュンコ]
英米文学翻訳家。主な訳書に、グロリア・マーフィー『記憶を消した少女』、『悪魔の声は優しく』(ともに扶桑社)、マックス・マッコイ『インディ・ジョーンズ』シリーズ、キャロル・オコンネル『マロリーの神託』(いずれも竹書房)、『アート・オブ スリーピー・ホロウ』(ソニー・マガジンズ)、メアリー・ゴードン『つかう女とつかわれる男』(三修社)などがある
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