内容説明
『タイタニック』は全世界で17億ドル以上もの興収を上げた史上初の映画であり、アカデミー賞11部門の受賞に輝くという快挙を成し遂げたが、これほどの大作の製作課程の全貌や、その陰に隠されたエピソードは明かされていない。著者パリージは深海に沈むタイタニック号への潜行から脚本の執筆、キャスティング、音楽、セットの設計、実際の撮影、編集、宣伝、そしてもちろん、巨額の製作予算にまつわるさまざまな問題に至るまで、監督キャメロンの仕事ぶりを忠実に追いつづけた。本書は単なる大作映画のメイキング・ストーリーではなく、完璧な映像を求めてやまないひとりの男の情熱と執念を描くノン・フィクションである。
目次
ケルディッシュ号
アル・ギディングズのドキュメンタリー
ミール号のテクノロジー
ロシア・クルーのパーティ
フォックスとの関係
ニュー・ワールドでの修行時代
『ターミネーター』、そして『エイリアン2』
深淵の始まり
ディープ・コア
『アビス』での挑戦〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かっちん♪
0
この映画を当時映画館で5回、その後もDVDを買って何度も見ているぐらい好きな映画だけに、マニアにとっては興味深く読める構成で楽しめた。読み応えにも大満足。監督のこだわりがとにかく凄く、これを知った上でまた見ようと思った。2014/09/13
yyrn
0
世界的に大ヒットした映画「タイタニック」ができるまでのジェームズ・キャメロン監督の強いこだわりが綴られていて面白い。脚本、演出、編集、カメラテクニック、その他、完成に至るまでの強い情熱が伝わってくる(そのおかげで大幅に予算をオーバーし、どんどん撮影が遅れてしまうが)。また監督をはじめ、プロデューサーや脚本家、その他多くの関係者の移り変わる気持ちもよく描かれている。2013/05/29
スパルタ
0
構想の段階から大ヒットの様子まで『タイタニック』の製作に密着した本。大幅な撮影の遅れ、どんどんオーバーする予算、マスコミからの大バッシング…大ヒットを知ってる今だから笑えますが、よくこれだけのハードルを乗り越えて録り続けたなと。最終的に本編1分につき1億円の金が掛かった計算ですよ。あと98年の刊行ですが既に『アバター』の話が出てきててビックリ。2012/10/25
-
- 電子書籍
- 【単話版】本好きの下剋上~司書になるた…
-
- 電子書籍
- テセウスの船(8)
-
- 電子書籍
- 子育てが楽しくなるコーチング - 「に…
-
- 電子書籍
- ギャルゴ!!!!! 地方都市伝説大全 …
-
- 電子書籍
- 銭形平次捕物控 巻五