内容説明
映画公開から45年、真実の「ローマの休日」をあなたに…。永遠の名作、完全小説化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
G-dark
29
読んでいて、アン王女とジョーの恋を応援せずにはいられません。けれど、二人は立場が全く違います。一緒にいられる時間もごくわずか。本来なら一生出会うことはなかったであろう二人の人生が、一瞬だけ交差した。そのたった一瞬は、色鮮やかにキラキラと輝き続けています。いつまでも、いつまでも…。2022/03/19
菜悠
6
映画、宝塚版、本。。。様々な形態から同じ作品を鑑賞できることはとても贅沢な話である。本を読むと映像が思い浮かぶし、映像を見ると文がスラスラと出てくる。また、いろんな場面を比較できるし、いろんな「アン王女」を見ることができて素敵な経験ができたと思う。宝塚版でもこの本でも現れる「おとぎ話は悲しいハッピーエンド」という言葉以外に当てはまる言葉があるだろうか。。。アン王女にとっては本当に貴重で素晴らしい思い出になったはずだし、ジョーにとってもきっと「アーニャ」との経験が何かを変えてくれるはずだと信じたい。2016/12/07
ニケ
1
私は主婦だけど、自分の環境や立場に飽き飽きして飛び出したいと思っているのは王女と同じだ。そして年に一度二泊三日の一人旅をして自分だけの時間を持つが、どんなに素敵な景色を見て楽しい体験をして旅の間は裸の自分で過ごしても、旅が終わったところには現実があり、何一つとして私の立ち位置は変わらない。オードリーのアン王女を思い浮かべながら読みつつ、厚かましくも王女の気持ちを自分にも重ねてしまった。生きるってことは皆誰もがそうなのかもね。2017/11/15
stafy77
0
王女様が窮屈な訪問から抜け出して、ローマで何もかもが新鮮なな体験(恋も)をする話。自分の地位や立場を離れるのって、偉い人は大変なんだな…。日本の皇室の方はどうだろう。。。この本は、映画で最初に観たものを本で読み直し。なので映画のカットが頭に浮かんだ。2014/05/15
tooka
0
「訪問された都市の中で、殿下はどの都市が一番印象に残っていますか?」2007/06/14