目次
映画
原作小説
展開
監督交渉
脚本戦争
『ブレードランナー』をデザインする
キャストとスタッフ
本篇撮影
「ブラッドランナー」―現場トラブルの数々
特殊効果撮影〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
詩 音像(utaotozo)
16
2019年11月。その月中に読んでしまいたかったが、10日余分にかかってしまった。映画の設定の日付に現実が追いつき、1982年から見ていた Future Noir(原題)の未来は既に過去。著者が製作現場から密着取材し、当時依頼を受けた雑誌等には一応その成果を発表したものの、その後も綿密な取材を続行。製作現場の裏事情、それ以前の経緯にも遡った作品誕生秘話、興行的な失敗と劇場公開以降の評価の変遷、業界への影響、ファンの熱狂等を活写、公開後14年の1996年に「一人の男の執念」を結実させた、究極のメイキング本。2019/12/10
はにまる
3
ブレードランナーが世に出るまで、そして公開されてからの紆余曲折が面白い。リドリー・スコットの、層を重ねるように画面を作っていくレイヤリングという映像作りの手法と、ヴァンゲリスの作曲手法が共通するという指摘は、なるほどと思った。2022/03/24