内容説明
マタイによる福音書の中心には、わたしたちの家に迎えられることを願う父である神がおられる。それは心の部屋であって、そこでやっと、わたしたちは自分自身でいることができる。イエスに伴われ、神のことばに照らして自己の内面、人生の歩みを振り返るよう導かれるとき、今日のわたしによい知らせが語られる。
目次
1 イエスの出現(マタイ1・18~4・23)(目覚め;恋しくて、あなたを探している ほか)
2 山上の説教(マタイ5・1~7・27)(幸いは学べるか;誰にでもブルーチーズを贈ってはいけない ほか)
3 教会共同体(マタイ11・2~18・35)(精神衛生;きずな ほか)
4 神の招き(マタイ20・1~22・40)(最後の呼びかけ;あなたが息を引き取るときに ほか)
5 終末・受難・復活・弟子の派遣(マタイ24・36a~28・20)(夜、待ち焦がれた静謐の港に向けて…;闇の時を生きることを学ぶ ほか)
著者等紹介
ピッコロ,ガエタノ[ピッコロ,ガエタノ] [Piccolo,Gaetano]
1973年、ナポリに生まれる。イエズス会士。教皇庁立グレゴリアン大学で形而上学を教える。個人的な霊的体験(聖アウグスチヌスの著作の読書とスリランカでの養成期間によっても熟した)をとおして、聖書への一つのアプローチを展開。それは、神のことばと出会うことで、各自の人間的なダイナミクスを浮かび上がらせようとするもので、心が照らされ、癒やされるためである(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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