内容説明
キリストの誕生を告げる星を追って、小さな王は祖国を旅立った。すべての贈り物を苦しむ人々に差し出し、長い年月を費やして、たどりついたのはエルサレム―戦時中ナチス・ドイツとソビエト連邦から死刑を宣告され、亡命先で強制送還の危機に陥った著者の壮絶な体験に根差した物語。
著者等紹介
シャーパー,エツァルト[シャーパー,エツァルト] [Schaper,Edzard]
1908年、プロイセン(現ポーランド)オストロボ生まれ。19歳で最初の小説を出版。ドイツ、デンマーク、エストニア、フィンランドに移住。ナチス政権とソビエト連邦から死刑宣告を受け、逃亡先のスウェーデンにて二重スパイ容疑で拘束される。1947年以降スイスに定住。約70作の小説や多くの物語、考察、演説を遺した。1984年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。