内容説明
ゴッホ、ピカソ、セザンヌ、ルノワール、ゴーギャン、モディリアーニ…etc.“あの巨匠”の作品に、数十万円で買えるものがある!?値付けの秘密を知り尽くしたベテラン画商が、フランス近代絵画の“新しい見方”を指南。作品の「値段」を見れば「巨匠たちの絶頂期から低迷期までの画風の変遷」がわかる!
目次
「絵画の値段」はどうやって決まるのか?
オークションで数百億円の高値がつく「フランス近代絵画」の魅力
モネ
ルノワール
セザンヌ
ゴーギャン
ゴッホ
マティス
ピカソ
ユトリロ
モディリアーニ
藤田嗣治
シャガール
「本物の一枚」を手に入れた者だけが知る、プライスレスな価値
悠久の芸術を守り継ぐ「画商」の使命
著者等紹介
〓橋芳郎[タカハシヨシロウ]
株式会社ブリュッケ代表取締役。愛媛県出身。美術大学卒業後、都内の画廊での修業を経て、1990年に独立。東京・銀座に、故郷の秀峰の名を冠した「翠波画廊」をオープンさせる。以降26年にわたり巨匠の作品を数多く扱う。特に20世紀初頭に活躍したフランス近代の画家に造詣が深い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐藤ユンコ
2
「値段で読み解く」という斬新な切り口が気になって手に取った。 よくある絵画の解説をしているような美術書とは違い、オークションの値段から近代の代表的な絵画やその画家たちの関係性が浮かび上がってくる新しい手法で、大変興味深く読めた。特に画家たちが「職人」から「芸術家」へと変容していく時代の流れを知ることは、専門書よりも良質な視点で、教養を深めることができた。 一般的な美術書との違いがあるのは、美術史家ではなく、現役の画商が生きた言葉で執筆しているからだろう。凝り固まった知識に、新たな世界の目を開かせてくれた。2017/06/05
Motley
1
★★★2017/04/30
mimi
1
絵画について深い知識はありませんでしたが、 読みやすく、とても理解しやすかったです。 印象派以後のフランス近代絵画がなぜ高額の価値をもつのか、 その時代に画家が職人からアーティストへと変化したという要因を含め、理解できます。 また、各画家の高く評価される作品とそうでない作品に関して、 画家の人生も絡めて書かれてあるので、 この一冊で大変勉強になります。 アート初心者から詳しい方まで、幅広くお勧めしたいです。2017/05/30
lovejoy
0
★★★2019/05/01
Yoshi
0
フランスの近代絵画の有名どころの絵と人物の歴史と値段を並べて話されていて分かりやすかった。 とても読みやすく、世間の評価も交えて近代→現代への移り変わりがどうなってそうなったのかを紐解くのにもよい本だと思った。2024/10/01
-
- 和書
- 退屈力 文春新書