内容説明
2013年、教皇に選出されてから教皇フランシスコはしばしば信仰と家庭の問題について語ってきた。単純なことばで苦戦している家庭を元気づけている。教皇フランシスコからのメッセージ。
目次
1 「ありきたりのやり方に逆らおう」
2 「教会の喜び」である母親
3 父親へ。子どものために「時間を無駄にしなさい」
4 祖父母は「記憶の宝庫」
5 子どもたち、「勇気を出して前進しよう」
6 「閉ざされた扉はどこにもない!」
7 「イデオロギーの植民地化」に警戒しなさい
8 「責任ある親であること」
9 「あわれみといつくしみのとき」
10 「涙で清められた目」
著者等紹介
マケルウィー,ジョシュア[マケルウィー,ジョシュア] [McElwee,Joshua J.]
アメリカ合衆国の『ナショナル・カトリック・レポーター』紙の特派員であり、インターネット・メディア「バチカン・インサイダー」の寄稿者。多くのレポートや特集記事が、アメリカ合衆国のカトリック・プレス・アソシエーションや他の団体より賞を授与されている。日々教皇フランシスコを報道しているローマでそれらを執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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paumi
2
悲しいことには沈黙。そしてそれに対する涙で応える。ただやみくもに慰めるだけには留まらないそのパパ様の深い思慮が伺えた。子供に関することで、子供を産まない夫婦は利己的だと言っていたが、じゃあ不妊で子供が欲しくてもできない夫婦やそれで体外受精する夫婦に対してはどういう意見を持つのだろうと疑問に思った。母親をもっと敬うべきで、父親は仕事ばかりにかまけてないで家庭を顧みろ、老人は記憶の宝石でもっと敬うべきだ、と本書は問いかけている。典型的な問いかけだが、実際そんな問題が蔓延しているのも事実。解決には対話が重要だ。2020/07/08