内容説明
豊臣から徳川に移る戦乱の世に、朝鮮から連れてこられたひとりの女の子が、キリシタン女性として強く、美しく成長する物語。
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感想・レビュー
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安閑坊喜楽
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おたあは文禄の役、俗にいう朝鮮出兵で 遠征軍一番隊の大将であり切支丹の小西行長に保護されて 日本に渡り、小西家で養育された少女です。 彼女はのちにキリシタンとして成長し、徳川家の侍女として仕え、 性格も謙虚であり、熱心なキリシタンであると宣教師や 南蛮人商人の記録に散見されています。 彼女の信仰に対する熱意が垣間見えます。 本書の問題点は江戸期に言及している部分はとくに問題ないのですが、 文禄・慶長の役に関する部分は韓国、反在日朝鮮人、 反日日本人の域をでないので、ほとんど参考になりません。 2016/03/19