内容説明
年間1500件のカウンセリングを行う臨床心理士によるバウンダリーの知識と実践がまるっとわかる一冊。
目次
第1章 自他境界とは何か
第2章 境界線に問題があると何が起こるのか
第3章 バウンダリーとは何か
第4章 バウンダリーの発達とそれを阻害するもの
第5章 バウンダリーづくりの「最良の方法」 「いや」を伝え、メンテナンスし、適切な距離をとる
第6章 どうしても「いや」を言えないときにどうするか バウンダリーを明確にする3つのステップ
第7章 深刻な境界線の問題
著者等紹介
若山和樹[ワカヤマカズキ]
臨床心理士・公認心理師。日本福祉大学非常勤講師。国際基督教大学博士前期課程修了(アーツ・サイエンス研究科比較文化)、愛知学院大学大学院博士前期課程修了(心身科学研究科心理学)。医療機関でカウンセリングや心理検査などを行うほか、大学・専門学校での講師も務める。2020年からはカウンセリングルーム9Bにも所属し、対面・オンラインでのカウンセリングを実施。主な専門は、トラウマ関連疾患や解離性障害、発達障害の心理療法など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
香菜子(かなこ・Kanako)
11
振り回されるのはやめるって決めた 「わたし」を生きるための自他境界。若山 和樹先生の著書。自他境界バウンダリーを機能させれば人間関係トラブルが減る。自他境界バウンダリーを機能させれば人間関係ストレスが減る。自分だけが自他境界バウンダリーを機能させるのではなくて世の中全員が自他境界バウンダリーを機能させればみんなストレスフリーになれるのに。2025/08/11
みき
8
とても実践的な本だった。今日からでもすぐできそうなことが書いてあって、早速始めた。まずは少し距離感のある人たちと適切なバウンダリーを築くこと。自分が嫌だとか、不快だとか、これは良いって思ってることに気がつくこと。楽しい趣味を充実させること。自分の場合は長年やってなかったけど、以前は小説を書き絵を描いていた。また始めてみよう。2025/10/28
ソーシャ
5
ジャネ派のトラウマセラピストがバウンダリーや自他境界について、パターン分類しながらわかりやすく解説した一般向けの一冊。見た目軽そうな本に見えますが、マーラーの発達理論なども解説していて結構本格派です。いろいろな文献が参照されていて、もっと深く学びたい人にも役立つような本になっているあたりはすごくありがたいですね。他者とのつながりを重視しているのが印象的で、読んでいてわたしも自分のことを大事にしないといけないと思いました。2025/10/05
晴れ
0
結構思い切ったことを書いてあると思いましたが確かにこれができないと苦しくなるなと思いました。2025/12/13
はむたろさん
0
友人関係に疲れてしまうことがあったので読んでみました。「バウンダリー」という考え方を知れて良かった。 読了後にその友人とは2人で会うことと即レスを避けたところエネルギーが吸い取られなくなり、とても過ごしやすくなった…!境界線を引くキッカケになって良かった。 ちなみにその友人とは3人以上で話す機会があったが、そのときは特に気にならなかった。人数を増やすのって大事かも。2025/10/15




