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内容説明
明治十二年早春、長崎県、外海の出津という村にフランス人の宣教師ド・ロ神父がやってきた。その村で最初に目にしたものは、あまりに貧しい人々の暮らしだった。「なんとかしなくては…。そうだ、村人が仕事をもって自立すること!」やがて、農業、医療、教育、井戸掘り、そうめん作り、さまざまな福祉活動に、神父の献身は続く。神父と、協力した出津の娘たちの愛と夢の日々!
著者等紹介
岩崎京子[イワサキキョウコ]
1922年、東京生まれ。恵泉女学園高等部卒業。与田準一氏に師事し、日本児童文学者協会会員。主な著書に『鯉のいる村』(新日本出版社)で野間児童文芸賞・芸術選奨文部大臣賞受賞、『花咲か』(偕成社)で日本児童文学者協会賞受賞、ほか絵本、児童書多数。2006年、巌谷小波賞受賞。読書運動文庫「子どもの本の家」を仲間としている
田代三善[タシロサンゼン]
1922年、東京生まれ。日本美術家連盟、日本児童出版美術家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
31
児童書。この夏に外海に行くまで、申し訳ないのですがド・ロ神父のことを存じ上げませんでした。外海では、ド・ロ神父のことをとても詳しく教えていただき、なんて素晴らしい人なんだろうと感激しました。その感動をこの本でも味わえます。児童書になっていたのも驚きでしたが。外海に行くと、ド・ロ様ソーメンや、井戸、救助院のことも分かるので是非是非これを読んでから行かれることをお勧めします。現地でも、シスターや現地の方に色々と詳しく教えてもらえますよ。2016/10/25
Reriri0n
0
ふむ2016/03/20
セルジオ肥前
0
長崎生まれなので子供の時からドロ神父の事は知っていたが知識があやふやだったので読んでみた。フィクションも混ざっているようだが神父の人柄や地域住民との関係性が良く分かった。2018/10/12