内容説明
小さなトイレに身を隠して百日間。ルワンダの大虐殺をひとりの若い女性が奇跡的に生き延びた。家族や友人を失い、絶望の淵で見つけた生きる意味とは?混乱と危険に満ちた地で、神と向き合い、ゆるしをとおして癒されていく。希望と愛を胸に力強く生き抜く女性の心の軌跡。
目次
生かされて
荒廃した地で
聖母マリア
平安と祈り
無条件の愛
新たな痛み
難民も殺人者も湖を渡る
奇跡を待ち望む
夢がかなう
職場での駆け引き
パワー・ハラスメント
戻ってきたボーイフレンド
愛の軍勢
ハチと祝福
故郷を離れる
アメリカに
世界がわたしのストーリーに耳を傾ける
著者等紹介
イリバギザ,イマキュレー[イリバギザ,イマキュレー] [Ilibagiza,Immacul´ee]
ルワンダで生まれ、ルワンダ国立大学で電子機械工学を学ぶ。1994年の大虐殺で、家族のほとんどを失う。その4年後、アメリカに移住し、ニューヨークの国連本部で働き始める。現在は、講演者、著述家として活躍。2007年に、“『生かされて』基金”を設立し、ルワンダの孤児たちを支援している。ノートルダム大学とセント・ジョーンズ大学から名誉博士号を授与される。2007年に和解と平和のためのマハトマ・ガンディー国際賞を受賞
アーウィン,スティーヴ[アーウィン,スティーヴ] [Erwin,Steve]
トロント生まれの作家。印刷および電波媒体で活躍するジャーナリストであり、受賞歴もある。現在は、カナダ放送協会の外国特派員。ジャーナリスト兼作家の妻、ナターシャ・ストイノフとともにマンハッタンに在住
原田葉子[ハラダヨウコ]
フランスで生まれ幼少期を過ごし、1990年に上智大学外国語学部を卒業。東京芸術大学大学院美術研究科で美学を専攻し、現在、宇都宮大学、東京工芸大学で非常勤講師をつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。