内容説明
北海道の秋空に、白い雲がうかんでいます。ちおりちゃんは四歳になりましたが、新しいことばが、なかなかおぼえられません。おかあさんは、そのうちきっと、みんなと同じように、話せるにちがいない、と信じています。けれど、公園で同じ年ごろの子どもたちに会っても、もじもじするばかり。だまって友だちの顔を、見つめているだけです。おかあさんはちおりちゃんが、お友だちと楽しくあそべる日がくるのを願っています。
著者等紹介
こやま峰子[コヤマミネコ]
東京都生まれ。詩人、童話作家。ユニセフ、赤十字国際委員会、難民を助ける会などの活動資金となるキャンペーン・ブックも手がけている。第13回赤い靴児童文化賞、第28回日本童謡賞特別賞、第26回巌谷小波文芸賞、第46回児童文化功労賞など、数々の賞を受賞。日本ペンクラブ会員
小泉るみ子[コイズミルミコ]
1950年、北海道美唄市生まれ。早稲田大学文学部卒業後、絵を描き始める。日本児童出版美術家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
6
自閉症のちおりちゃんは、両親や友人に助けられながら作業所で働いたり水泳に通ったりしています。そしてスペシャルオリンピックスでは金メダルをとりました!ゆっくりでも確実に成長している彼女を応援したくなります。2023/03/07
がる
2
自閉症のちおりちゃんの物語。きっと本当に素敵な笑顔なんだろうなって想像できます。私の知ってる自閉症のH君と重なって見えました。自閉症の方を理解するのによい作品です。2012/05/22
楓 a
0
最初はちょっとクッキー作っただけやったのに、ずっと出来るようにならはって よかったなぁ。(^.^)2011/02/05
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