内容説明
のぼさんは、自分に託された小さな世界を日び美しく整え、育て、守ります。それも、だれかが見ていてもいなくても、誇りをもってもくもくと、そして楽しそうにいそいそと。自然を通していつも神さまへの賛美と感謝を感じていて、小さないのちへのいたわりを忘れることはありません。そんな、のぼさんのクリスマスへの思いは、その人らしいクリスマスツリーとなって、子どもたちによろこびを伝えるのでした。
著者等紹介
蔵冨千鶴子[クラトミチズコ]
1939年東京生まれ。小学校、中学校の7年間、山口県の海辺の町に住む。青山学院女子短期大学英文科卒業。1965年より98年まで至光社にて絵本の編集製作と創作に携わる
いしなべふさこ[イシナベフサコ]
1944年東京生まれ。多摩美術大学デザイン科卒業。児童図書出版社勤務を経て、フリーとなる
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感想・レビュー
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遠い日
4
公園の世話をし、毎年自分でモミの木の飾り付けをするのぼさん。オーナメントも、自然からいただいたもので手作りして、自分も楽しむ。そんなのぼさんが、今年は腰を痛めて木に登れない。のぼさんの祈り、願いが聞き入れられた朝のようすはすばらしい。いつも公園でのぼさんが仕事をするのを、ちゃんと見ていた小鳥や動物たち。みんなの力で飾り付けられたモミの木のすてきなこと。クリスマスがやってきた!2014/10/22
kayoko_takahashi
1
親子読書その4。公園の管理人ののぼさんの働く様子と公園の四季が優しい絵で描かれている。優しい気持ちになれる絵本。クリスマス近くの寝物語にどうぞ。2015/12/03