内容説明
“管理栄養士らしい”仕事をしたい、という思いを抱きながら迷いや不安も…。そんな悩める管理栄養士に向けて、病院経験もある開業管理栄養士、会社を設立し地域で活動する管理栄養士、大学教員の管理栄養士の3人が、モヤモヤをひもとき、管理栄養士としての価値をどう生み出すか、どんなスキルを磨くとよいかを丁寧に伝えます。地域のフリーランス管理栄養士として未来に踏み出す、その一歩を照らす一冊です。
目次
第1章 管理栄養士の抱えるモヤモヤの正体(改めて考えてみると、管理栄養士って何者なんだろう?;管理栄養士の資格はあるけれど… ほか)
第2章 管理栄養士が活躍できる場とは(今、日本の地域で管理栄養士の活躍の場が増えている;専門分野・得意分野ではない仕事はステップアップのチャンス ほか)
第3章 プロフェッショナルとして認識されるために(管理栄養士の視点で地域情報を読み取ると役割が見えてくる;国や地域の保健の施策を把握して役割を理解する ほか)
第4章 仕事と巡り合うためのテクニック(自分が活躍できそうな場を地域の中に見つける方法;管理栄養士として“選ばれる人”は何が違うか ほか)
第5章 インタビュー 一歩を踏み出した10人の管理栄養士の声(フリーランスの収入や待遇への不安よりも、やりがいを得たいという気持ちが勝った;子育てをしながらでも、フリーランスならきっと管理栄養士を続けられる ほか)
著者等紹介
中田恵津子[ナカダエツコ]
管理栄養士。栄養サポートチーム専門療法士、養生薬膳アドバイザー。神奈川県に入職後、児童養護施設や保健所等を経て、県立がんセンターに勤務。保健所勤務時に国立公衆衛生院(現国立保健医療科学院)に派遣され特別課程公衆衛生コースを修了。県立がんセンターでは、栄養管理科長として病院給食の全面委託化、管理栄養士の病棟配置、後進育成に力を注ぎ、またがん病態専門管理栄養士として他職種と協働し栄養サポートチームを基軸とする栄養管理システムを構築。退職後、専門学校で管理栄養士の養成教育に携わりながら、本書の共著書・安達の設立した「栄養サポートネットワーク合同会社」で管理栄養士支援プログラムの企画や実践を行なう。2021年開業。おもに企業の食や栄養改善事業のアドバイザーとして活動
安達美佐[アダチミサ]
管理栄養士。栄養サポートネットワーク合同会社代表。Doctor of Public Health、日本公衆衛生学会認定公衆衛生専門家、神奈川糖尿病療養指導士、帝京大学大学院公衆衛生学研究科客員研究員。2011年、国立保健医療科学院研究課程修了。1994年からフリーランスの管理栄養士としての活動を開始。病院や保健所、保健センターに勤務した後、2006年に法人を設立
岩崎祐子[イワザキユウコ]
管理栄養士。愛知淑徳大学健康医療科学部健康栄養学科准教授。博士(学術)。日本公衆衛生学会認定公衆衛生専門家、健康運動指導士。静岡県に入職後、保健所等に勤務。1997年に県行政の管理栄養士として国立公衆衛生院(現国立保健医療科学院)に派遣され、専攻課程保健コースを修了。その後、静岡県総合健康センターにて地域保健法改正時期の地域の健康情報の分析や発信を業務とし、県健康増進計画や関連する調査実施の基盤を構築した。2010年に静岡県立大学大学院経営情報学研究科へ進学し、マーケティングの考え方を活用した健康づくりのしくみづくりを研究テーマとして博士の学位を取得した。現在は、大学で公衆栄養学の担当教員として「地域で健康的な食事を食べたくなるしくみづくり」をテーマに研究教育に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。