内容説明
本書は江戸時代の料理書の中から「今の食生活に役立つもの」という視点に立って料理を選び、作成したものです。
目次
江戸のおかず四季の膳(春の膳(饗応風;庶民風)
夏の膳(饗応風;庶民風)
秋の膳(饗応風;庶民風)
冬の膳(饗応風;庶民風))
なじみの素材を使って(豆腐;卵;大根;魚介 ほか)
著者等紹介
島崎とみ子[シマザキトミコ]
女子栄養大学助教授。食生活史研究会同人、日本家政学会会員、日本家政学会食文化研究部会役員、日本調理学会会員、日本生活学会会員。日本女子大学家政学部食物科卒業。調理実習や食文化論、生活文化論などを担当。江戸時代の料理書の原典を読み解いて試作し、現代の食生活で活用できる方法を探究する。また、江戸幕府が饗応した食事や庶民の記録を通して当時の食生活の一端を探る研究を行なう
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感想・レビュー
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こおり
6
江戸時代にも色々なレシピ本があったんだね。一番衝撃だったメニューは「玲瓏とうふ」(こおりとうふ)。水切りした絹ごし豆腐を寒天で固め黒蜜をかけていただくらしい。ううむ…デザート? 宇江佐さんの本に出てくる「ふはふは玉子」の倹約版「ふはふは豆腐」も気になった。これは作ってみたい。おなかにやさしそうだ2014/11/11
へへろ~本舗
4
食べたくなる料理ばかり。こってりしてる料理が少ないので胃に優しげ。2023/09/18
高橋直也
0
どれも一度は作ってみたくなるような料理うまそうなモノばかり、でもレシピが割りと簡単に書いてあるので、何となくこれでいいのかなぁと作ってみました。自分のさじ加減でもっと工夫ができるのかも。実際の「素人包丁」なんて本を私たちが読めないから、今風に紹介してくれるのはうれしいですね。2013/05/09
ナツ
0
汁をかける料理が多い気がするのは、江戸の食文化か、著者の選び方か…? 文献に残らないような庶民(暮らしに困らない程度の町人…位?)の「おかず」を知りたいなぁ。 器もちょっといいものを使ってるけど、そんなのごく最近じゃないのかな。「江戸のおかず」って感じがしない。 判が大きいのは、無駄な気がする。2009/06/29