内容説明
地図の上から何度も抹殺されたにもかかわらず、不死鳥のように蘇り、独自の文化を保ち続けた。ポーランドを理解するための最良の通史。
目次
1部 一七九五年までのポーランド(ピャスト王朝のポーランド ?‐一三八五年;ヤギェウォ王朝時代 一三八六‐一五七二年;ポーランド・リトアニア共和国 一五七二‐一七九五年)
2部 一七九五年以後のポーランド(分割体制への挑戦 一七九五‐一八六四年;転換期 一八六四‐一九一四年;独立の回復と喪失 一九一四‐四五年;共産主義衛星国から第三共和政へ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリータ
7
ポーランドものをいくつか観たり読んだりしたので(映画は『カティン』と『地下水道』)。第一次世界大戦以降の、現代史に関わる部分だけ。2014/02/19
hazama
1
16世紀あたりまで。2017/09/20
crackstar
1
同じ名前が多すぎて最初の方はとても覚えられない。 大きくなって分割されて消えて復活して消えて復活して民主化して、ととても複雑で、歴史を読んでみようと思って読んだらやっぱり複雑は複雑。国がなんで大国になったのかとか、当時のヨーロッパは他の西側諸国と比べて生活水準がどんなもんなのかは読んでみてもあまりわからなかった。王の権威が低いという問題に翻弄された国。 また、おそらく知っていて当然のことはバッサリ省略される。世界大戦の年とか背景は当たり前のように書かれていない。うろ覚えだとので調べながら読む必要がある。2017/07/08
kamoshika
1
軍事的、経済的パワーの安全保障上の重要性の認識。軍事力に乏しい小国はどのように生き残るか。被抑圧民族がさらに少数民族を抑圧する構造。2014/12/28
satochan
1
国家が国家として独立して存在するというのがいかに難しく、それを難しくさせているのは宗教や民族や権力の問題なのかと思うと、なんともいえない。ポーランドの創立から現在までを書いた本。事実認識と価値判断をわけてかけていたらよかったのでは、と思う。とくに、最後の2章にそう思った。訳が、まわりくどいところが多々あるので、誰がなにをしたのかをつかむのが大変だった。当たり前だが、外国の人の名前ばかりなので、それもあいまって、誰が誰かわからなくなって余計混乱した。別の著者の本でもポーランドの歴史を読んでみたい。2011/12/24