内容説明
グローバリゼーションと情報技術革命という大波が押し寄せている激動の現代アジアの国々が生き残るための条件とは何か。政治・経済体制の近代化、さらなる技術革新、地域統合など、多角的な視点から考察。かつて「20世紀はアジアの時代」を演出したアジア諸国・地域のうち、韓国・台湾・中国・シンガポール・タイ・インドネシア・フィリピン・ベトナムの成長の軌跡を分析するとともに、今後の持続的発展の可能性を展望する。
目次
ASEAN経済35年の回顧
ASEAN経済の長期的展望―持続的成長の条件
東アジア経済の持続的成長―グローバル化と情報化への対応
韓国―開発独裁から民主主義下での持続的発展へ
台湾―転機に立つ技術開発政策
シンガポール―持続的成長の追求と変わる政府の役割
中国―改革・開放以前と以後
インドネシア―経済復活の条件と方向
フィリピン―持続的経済発展への可能性
タイ―健全な金融制度の構築は可能か
ベトナム―持続的発展への模索
著者等紹介
長谷川啓之[ハセガワヒロユキ]
1938年生まれ。早稲田大学大学院経済学研究科博士課程修了。日本大学商学部・大学院総合社会情報研究科教授、経済学博士
礒部昭史[イソベアキフミ]
1966年生まれ。日本大学大学院総合社会情報研究科(通信制大学院)修士課程修了、国際情報専攻。株式会社損害保険ジャパン、アジア部東グループ所属
伊藤孝司[イトウタカシ]
1941年生まれ。東京都立大学大学院修了(修士)。日本大学商学部教授
上原秀樹[ウエハラヒデキ]
1948年生まれ。ハワイ州立大学大学院経済学研究科博士課程修了、博士(農学)。明星大学経済学部教授
奥田聡[オクダサトル]
1963年生まれ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)経済学部修士。日本貿易振興機構・アジア経済研究所、地域研究センター、東アジア研究グループ長
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