内容説明
かつて東ドイツの労働関係法規は、労働者の働く権利、雇用の機会の確保という点では世界で最も先進的であった。それらの法規がベルリンの壁の崩壊とともに、変容・消滅する過程を考察する。
目次
第1章 ドイツ民主共和国(DDR)労働法典(AGB)(覚書;1977年法と1990年改正補足法―条文対比)
第2章 ドイツ民主共和国雇用促進法(覚書;1990年法条文)
第3章 DDR最後の一年滞在記(遠い国DDR―「国際電話」事情;巨大デモ、そして「壁」の解放;1990年初頭のブランデンブルグ門;DDR初の(そして最後になった)人民議会自由選挙
ドイツ分割後、初の東西ベルリン統一メーデー ほか)
著者等紹介
宮崎鎮雄[ミヤザキシズオ]
1934年生まれ。愛知大学法学部教授。1989~90年ドイツ民主共和国ベルリン経済大学に留学
大橋範雄[オオハシノリオ]
1952年生まれ。大阪経済大学経済学部助教授。1980~81年ドイツ民主共和国国費留学生としてベルリン大学(現ベルリン・フンボルト大学)に留学
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