内容説明
中間省略登記の代替手段を、内閣府・法務省・国土交通省の協力の下に誕生させた画期的な業績。契約書の特約条項、税務の取扱い等の資料も充実しており、不動産取引実務に大いに活用できる。同時に民法学の重要テーマの理論的展開に寄与した、学術的な著作。2008年度日本不動産学会賞著作賞(実務部門)受賞。
目次
第1章 中間省略登記と規制改革
第2章 中間者に所有権が移転しない取引形態に関する不動産登記法の解釈・運用
第3章 中間省略登記代替手段に関する宅地建物取引業法の制度改正と運用上の留意点
第4章 中間省略登記の代替手段に関する法的諸論点と契約書式
第5章 中間省略登記の代替手段「直接移転売買」とその応用事例
第6章 ジャーナリズムから見た中間省略登記―いかにして復活したか
資料編
著者等紹介
福井秀夫[フクイヒデオ]
政策研究大学院大学教授。内閣府規制改革会議委員。1981年東京大学法学部卒業。京都大学博士(工学)。建設省、1996年法政大学社会学部教授、2000年ミネソタ大学政治学科客員研究員を経て2001年現職。専門は行政法、法と経済学
吉田修平[ヨシダシュウヘイ]
弁護士。1952年生まれ。早稲田大学法学部卒。第一東京弁護士会所属。神奈川大学法科大学院講師。旧建設省・国土交通省の委員を数多く歴任(公共住宅管理研究会委員など)。最近は、事業承継関連法制検討委員会・相続法ワーキンググループ(05年・経済産業省)、高齢者専用賃貸住宅研究会(06年・国交省)、競売制度研究会(07年・法務省)、空港土地等貸付検討会(07年・国交省)などの委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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