内容説明
本書は、『月刊不動産鑑定』の２００１年１１月号から２００２年１１月号までの１３回の連載を基盤として、加筆・修正を加えたものである。また、筆者が十数年、不動産市場分析実務で行ってきた分析事例を、許される範囲で紹介した。これらの分析は、研究のために行ったものではなく、調査実務として、特定の目的を持ったプロジェクトとして行ったものであり、政策または企業の意思決定などにおいて具体的に利用されたものである。
目次
第１部 「不動産市場分析」のための統計学入門（不動産市場を科学する；統計情報としての不動産情報の精度；不動産市場の因果関係を探る；不動産の価格形成要因を探る ほか）
第２部 本編「不動産市場分析」（不動産価格形成要因分析；不動産価格と環境価値；構造変化を加味した不動産価格形成要因分析；不動産価格形成要因分析の新展開 ほか）
著者等紹介
清水千弘［シミズチヒロ］
１９６７年岐阜県大垣市に生まれる。株式会社リクルート住宅ディビジョンカンパニー住宅総合研究所主任研究員、麗沢大学国際経済学部非常勤講師（統計学・数理科学・計量経済学入門担当）、早稲田大学大学院ファイナンス研究科非常勤講師（都市不動産経済と不動産評価担当）。１９９４年３月東京工業大学大学院理工学研究科博士後期課程中退。財団法人日本不動産研究所研究部副研究員、研究員、同・システム評価部研究員、麗沢大学経済社会総合研究センター客員研究員（兼職）を経て、２０００年１１月株式会社リクルート入社。住宅ディビィジョンカンパニー事業開発グループ・マネジャー、マーケティンググループ・マネジャーを経て、現職に至る。１９９９年計画行政学会・学会賞（論文奨励賞）受賞
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