出版社内容情報
1950年代、戦後日本の混乱期にMRA(Moral Re-Armament、道徳再武装)の代表としてアメリカより来日し、日本の政界・財界・労働界の指導者と共に、日本の国際社会復帰に尽力した著者による、劇的な在日体験記。
【目次】
まえがき 進路を決めた十年
第一章 めぐりあい
第二章 大きく開かれた国
第三章 思わぬ展開
第四章 戦後初の大型ミッション
第五章 対日講和条約への橋渡し
第六章 活動拠点の確保
第七章 チーム作り
第八章 階級闘争を超えて
第九章 民主的労使関係を築いた人々
第十章 国政とのかかわり/エピソード MRAハウスを訪れた多彩な人々
第十一章 二つの国際親善使節の来日
第十二章 アジアとの架け橋作り
第十三章 国民外交
第十四章 明日への道
第十五章 謙虚な心のステーツマンシップ
あとがき 信念の少数派
訳者あとがき
戦後史関連年表
【著者略歴】
バズル・エントウィッスル
オックスフォード大学で哲学、政治学、経済学を専攻し首席で卒業後、MRA(Moral Re-Armament 道徳再武装)運動に加わりヨーロッパ、アジア、北アメリカで活動。やがて日本の指導者の招きによって1950年(昭和二十五年)に来日、八年間を日本で過ごした。1960年(昭和三十五年)代に再び教職に戻り、アメリカ、ミシガン州にMRAのマキノカレッジを創立し初代理事長となる。
【訳者略歴】
藤田幸久(ふじた ゆきひさ)
1950年茨城県生まれ。慶応大学文学部哲学科卒。1975年~77年MRA親善使節「Song of Asia」でアジアの青年約50人と世界14か国を訪問。国際MRA日本協会専務理事、コー日米欧経済人円卓会議コーディネーター、難民を助ける会常務理事を歴任。1996年~衆議院議員二期(東京都)。2007年~参議院議員二期(茨城県)。参議院財政金融委員長・国家基本政策委員長・拉致問題特別委員長。財務副大臣。民主党国際局長。現在、民進党国際局長。著書に『政治家になりたくなかった政治家』(ジャパンタイムズ)、訳書に『ソ連の反体制派たち』(サイマル出版会)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)