内容説明
どんなに優れた研究内容でも、論文にミスが多ければアクセプトは望めません。本書では、46万稿の校正実績を持つ英文校正会社エディテージが100本の論文を分析。基本的だけれど日本人研究者がおかしがちなミスを網羅した英語論文書籍の決定版です。
目次
1 論文を書く前に(先行研究を徹底的に洗い出す;倫理問題をクリアする;出版計画をたてる;ジャーナルを選ぶ;論文出版に関するFAQ)
2 論文執筆中のミス(英語と専門表現のミス;論文の構成と体裁に関するミス)
3 論文を書き終えたら(英文校正・翻訳サービスを使う;投稿パッケージの準備;ジャーナルとのコミュニケーション;ORCIDやソーシャルメディアで露出度を高める;論文投稿とジャーナルとのコミュニケーションに関するFAQ)
著者等紹介
熊沢美穂子[クマザワミホコ]
1977年東京都生まれ。東京都立大学人文学部独文学科卒。外資系企業(工業検査機関、学術出版社)での勤務を経て、独立。一般文書、ビジネス、広告・マーケティング、新聞・雑誌記事、歌詞対訳など多分野の翻訳を手掛ける。エディテージ・インサイト日本語版編集者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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aloha0307
8
文法については、殆どが既知であり得ることが無かったが、.(ピリオド)はともかく,:;(カンマ、コロン、セミコロン)については、詳細かつ実践的な解説がたいへん有益であった。この使い方を誤ると、ニュアンスや文脈が違った方向へいってしまうのだね。2016/06/05
K
1
文法面の指摘も、論文作法についての記述も、わかりやすい。2016/05/30
すぐる
0
〇2017/03/13
yankano_
0
最初に「誤」の英文を紹介して、その後修正案の「正」を紹介するスタイル。基本的に、1文レベルで英文を紹介してくれるので、ポイントを簡単に把握することができる。紹介されている英文に関してだが、少々生物や医学系の内容が多い気がする。文法的な内容から、論文でどのように結果を見せるか、論理をどうするか、なども扱っているので、とても参考になった。2016/10/09
きのん
0
ここまでわかるとは...2024/02/07