内容説明
仕事、お金、家族、勉強から逃避した文豪たちの豪快エピソード!
目次
第1章 人間関係から逃亡しちゃった文豪
第2章 家族から逃亡しちゃった文豪
第3章 仕事から逃亡しちゃった文豪
第4章 勉強から逃亡しちゃった文豪
第5章 自分との約束から逃亡しちゃった文豪
第6章 借金から逃亡しちゃった文豪
第7章 むしろ逃亡しないのがヤバい文豪
著者等紹介
真山知幸[マヤマトモユキ]
著述家、偉人研究家。1979年、兵庫県生まれ。2002年、同志社大学法学部法律学科卒業。上京後、業界誌出版社の編集長を経て、2020年より独立。名古屋外国語大学現代国際学特殊講義、宮崎大学公開講座などでの講師活動も行う。偉人や名言の研究を行い、『ざんねんな偉人伝』(学研)、『偉人メシ伝』(笠間書院)など著作50冊以上(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
154
作家でしか生きていけないようなぶっ飛んだ人たち・・そう!それは文豪。真山知幸さんによる文豪たちの見事な逃げっぷり―人間関係から、家族から、仕事から、勉強から、自分との約束から、借金から、そして・・むしろ逃亡しないのがヤバい文豪まで全7章を面白く堪能した。「大概にしなはれや!」ってのが多すぎる(笑)2023/07/27
吉田あや
76
知らず知らずのうちに自分を追い詰めてしまうなら「逃げてもいい」ということを肝に銘じることも大切。そこで文豪から大いなる逃亡を学ぼうではないか!という本書。総勢45名の文豪の「逃亡レベル」を独断と偏見で点数化することにより、逃亡の奥深さが味わえるシステム。総合点は「技術点」と「芸術点」。華麗なる文豪たちの逃亡劇とはいかに。まずは「人間関係から逃げ出しちゃった文豪」。トップバッターからラスボス感のある「石川啄木」。「逃亡」という冠がこんなにもしっくりとくる文豪は(⇒)2023/08/21
えみ
76
逃げるが勝ち。そんな言葉が終始脳内を埋めつくす、文豪たちの才能ある逃げぶり。何から逃げるか、そんなことは問題じゃない。不都合からはとことん逃げる、挙句の果てに生きることからさえ逃げてしまうもの多数。文豪たち、常人には理解できない恐るべき思考回路。そういう者だから文豪と呼ばれる作品を世に残せたのか、とにかく嫌なことからはとことん逃げる彼らの豪胆さ潔さに芸術性すら感じてしまう。一人一人の逃げのエピソードがとにかく面白い!逃げて逃げて逃げる、が、最後に逃げなかった文豪エピソード…レベルの違いに笑わせてもらった。2023/08/09
レモングラス
74
つらいときは逃げてもいい。そんな認識が広がりを見せている。だが気がつけば重い責任を背負わされて、がんじがらめにされてしまうのが、人間社会の恐ろしいところ。そこで注目したのが「文豪の逃げっぷり」。生きるのがつらくなったときは、どうか本書を開いて、こんなにもどうしようもなく逃げちゃった人たちが、世の中にはいたんだと、それで文豪とすら呼ばれている、そう思うことでやわらぐ気持ちもあるだろうと「はじめに」に書かれています。それにしてもすごい逃げっぷり、ひどすぎると思いつつも笑い、呆れつつもまた笑う。イラスト最高❗️2023/09/16
Kurara
39
★3 偉人の先生方はやはり私生活も”偉人”なのですね。人の不幸は我関せず、自分の思うがままに生きて行く。作品も行き方も同じなのでしょうか?!逃げて逃げて逃げまくってる自分でもお気づきではないのでしょうか?#NetGalleyJP 2024/06/10