出版社内容情報
世の中を変えるのは「バカ者」であり異論を排除しないことが人も組織もイノベーティブに保つ秘訣。ポストコロナの新しい価値観とは。
内容説明
まるごとのあなたであれ。決めつけ、同調圧力、不安、怒り。なぜあなたは負の感情に縛られるのか?多くの高齢者の晩年を見ることで新たな知見を得た精神科医が、ウィズコロナ時代の新しい価値について、やさしく語りかける。
目次
1章 バカの効用―目の前の世界を変えていくチカラ(決めつけほど、まずいものはない;そもそも「バカ」の人ってどんな人のこと?;バカの壁と利口の壁;バカが世界を変える)
2章 バカと劣等感―「バカ」呼ばわりは損をするだけ(人をバカにする人、しない人;小さなことに幸福を感じる能力;グレーゾーンとグラデーション)
3章 バカの知恵―変えられるところから変える(思い込みという病―二分割思考の落とし穴;無理なことは無理しない―2つの心理療法)
4章 バカの楽しみ―「小さな度胸試し」で正解のない世界を楽しむ(パーソナリティ障害だけは要注意;どんな感情も放っておけば収まってくる)
著者等紹介
和田秀樹[ワダヒデキ]
精神科医。1960年、大阪生まれ。東京大学医学部卒。1988年より浴風会病院にて老年精神医学に携わる。東大附属病院精神神経科助手、米国カールメニンガー精神医学校国際フェローを経て、国際医療福祉大学大学院教授などを務める。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
読書家さん#IWAm5d
3
再読してみました。前回読んだ時の事が思い出せないぐらい心が病んでいたのがわかります。 今も調子はいい方ではないけど、自分の考え方を変えなくてはいけないと思わせてくれる本でした。2024/03/27
Suzu
1
本当に優秀な人は人をバカにしないというのはまさにそうだなと思った。白黒や勝ち負け、バカか利口かといった二分法で考えるのではなく、その中間をグラデーションのようにとらえる。あとがきも興味深かった。バカでいいんだと思えた。バカのほうが生き方が楽だし発想も解き放たれる。人をバカにして生きてる人を非難するより自分もバカなのだと思えるほうが人に優しくなれる。2021/05/23
ジム
1
バカでも良いじゃないと思えるようになったのでしょうか。2020/10/13
たこわさ
0
1.バカの効用:①二分割思考ではなく、グラデーションで世界を見る②バカとは停滞すること③天邪鬼になって大多数に疑問をぶつけて自分なりに考える④パレートの法則→2割が8割を生み出す 2.バカと劣等感:①良く勝つものはよく譲るもの=勝ち負けにこだわらない②ファジー③心にグラデーションを持つ 3.バカの知恵:①冷静にファクトチェック 4.バカの楽しみ:①マイナスな感情は放っておく②試行力③深読みしない④柳に風で守備範囲を広げる⑤人生は小さな度胸試しの連続2021/01/27