出版社内容情報
安保法制、集団的自衛権など安全保障をめぐる諸問題を、スペシャリストが徹底解説!オール図解で貴重な資料も満載!
内容説明
「安保法制」と「安全保障」の論点がすっきりわかる!個別的自衛権、集団的自衛権の違いとは?日本はどのようにして国を守っているのか?世界と日本の安全保障体制はいかにしてできあがったか?日本を取り巻く国際情勢とは?ほか。
目次
日本の安全保障―総論
第1章 戦後世界の歴史から学ぶ安全保障
第2章 日本の安全保障の成り立ち
第3章 二〇一五年の安保法制で何が変わる
第4章 日本を取り巻く国際情勢
参考資料
付録
著者等紹介
森本敏[モリモトサトシ]
1941年生れ。防衛大学校理工学部卒業後、防衛庁に入庁(現防衛省)。79年外務省入省、一貫して安全保障の実務を担当。92年より野村総合研究所主席研究員(~2001年3月)。93年より複数の大学で教鞭をとる。2012年6月第11代防衛大臣に就任(~同年12月)。13年より拓殖大学特任教授。15年10月防衛大臣政策参与に就任。16年3月拓殖大学総長に就任。専門は安全保障、軍備管理、防衛問題、国際政治(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
p.ntsk
34
元防衛大臣森本敏さんの著作。戦後日本を取り巻く国際情勢の中で我が国が安全保障と取り組んできた経緯とその結果として現在の体制がいかに形成されたか詳述されています。2015年9月に成立した平和安全保障法制(いわゆる安保法制)についても解説。豊富な図説や資料、用語集も掲載。教科書的な内容ながら偏りなく解説されているので安全保障についての基本を整理し理解するにはよいテキストだと思います。 2018/03/07
かなえ
8
難しいテーマでした。読み終えるまで時間がかかったけれど、まだなにもわかっていない気がします。情報量が多く、とてもではないけれど一読では理解できません。でも「ゼロからわかる」のタイトルどおり、基本から順序よく学べる構成になっています。ここを出発点として、いろいろと学んでいけば、自分なりの答えを見つけられるでしょうか。だといいなぁ。2016/05/16
Haruka Fukuhara
6
とてもいい本。わかりやすく充実した一冊。肩書に元防衛大臣とある通り、民主党政権下での防衛大臣でもあった安全保障の第一人者。巻末の経歴を見ると防衛大学校から防衛庁入庁後に外務省に入り直していて珍しい気がする。それにしても民主党政権の外交軍事(防衛)政策はどのように意思決定されていたのだろう。首相と防衛大臣で随分と考えに乖離がありそう。2017/05/01
乱読家 護る会支持!
5
敗戦後の社会情勢と法整備の流れがわかり、しっかりとデータがあり、安全保障を学ぶ教科書的な本です。憲法前文と憲法9条が、政府が国民の命と生活を守るために、いかに足枷になっているかがわかります。その象徴が北朝鮮拉致事件ですね。世界のパワーバランスが大きく狂い、ならずもの国家がすぐ横にあり、海洋資源の開発が進む危うい時代になってきました。そのためには、本当に自衛が出来る法整備と軍備、インテリジェンス力の強化、日本人としての誇りを取り戻す学校教育が必要と思います。2016/09/20
やす
3
これだけは知っておきたい安全保障の知識が分かりやすく詰まった1冊。監修は元防衛大臣・防衛大臣政策参与・拓殖大学総長の森本敏氏。用語集や年表、資料も豊富で読みやすい。お勧めです。2016/08/07